クラウドワークス(CrowdWorks)は、Webを活用した登録型のクラウドソーシングサービスです。
ランサーズと並び、新型コロナ下でも在宅で取り組める副業手段として人気になっています。
筆者も副業として2020年1月からクラウドワークスに登録し、これまでの受注件数は12件。中には1案件8000円を超える高単価の受注もありました。
でも注意して使わないと、1タスク数円のものや文字単価0.5円を下回るライティング案件など、言わば「クズ案件」が山ほどあります。
クズ案件をつかまされると、ごくわずかな利益でスキルの向上も見込めず、長時間の労働を強いられます。
この記事では、「クラウドワークスでクズ案件を掴まないためのテクニック3選」をお伝えします。
クズ案件を掴まないテクニック
クラウドワークスでクズ案件を掴まないためのテクニックを、以下に大きく分けて3つ紹介します。
「含めないキーワード」の指定とキーワードの保存を使う
仕事の検索画面で「含めないキーワード」、つまり検索結果に表示させないワードを指定することができます。
クラウドワークスで案件を探すときは、仕事カテゴリや報酬額で検索をする人が多いと思います。
でもクズ案件は、ワーカーの目を巧妙に欺くために、表向きは良案件を装っています。
一方で、クズ案件には共通して使われるキーワードがあります。
具体的には、以下のようなキーワードです。
それぞれのキーワードの意味を、以下に簡単に説明します。
0.1円
検索結果に表示される文字単価は高単価に設定していても、仕事の詳細を読むと「テストライティング」と称して「0.1円」の文字単価だったりする案件があります。
0.1円が恐らく最低レベルの単価ですが、0.3円などの低水準の単価もかなり多い印象です。
アンケート
アンケートに答えて数円~数十円の報酬を得る、タスク型の案件。
または外部のアプリダウンロードやメルマガの購読を勧められ、それに対する意見などを回答するタイプの案件です。
どの場合も基本的に難度は低いので好きな方はいいのですが、ライティングスキルの向上にはまったく繋がりません。
また、案件を終了した後もメルマガが継続して届いたりするなど、トラブルに繋がりやすいです。
感想
ドラマや漫画の「感想」を答えて数円~数十円の報酬を得る、タスク型案件に多いキーワード。
NG理由は、上記のアンケートと同様にスキル向上に繋がらず、低単価であることです。
バイマ
バイマ(BUYMA)は海外の商品を代理購入できるショッピングサイト。
他のサイトと違い、出品者に在庫がなくても出品できるシステムになっています。
そのため、数百件・数千件といった途方もない数の登録単位で案件が募集されていて、見かけ上は高金額に見えます。
でも実際に1件あたりの単価に換算すると40~50円が相場。
これだと、どんなに頑張っても時給を上げることはできません。
商品登録、出品代行
このキーワードが使われる案件は、Amazonやメルカリなどへの商品登録や、発送業務を受託するもの。
「カンタン」「スキマ時間でできる」など、甘い言葉が書かれていますが、商品を買い取りする必要があり、やめられなくなるマルチ商法とである可能性が高いです。
初期費用を支払う類の副業なら、やる意味がありません。
「依頼形式」の絞り込みを使う
あなたは、依頼形式の違いを理解していますか?
筆者は、「プロジェクト(固定報酬制)」以外は表示されないように絞り込みを行っています。
副業サラリーマンにとって、この依頼形式以外のメリットはほとんどないように感じられるからです。
各依頼形式の概要と、解説は以下の通りです。
プロジェクト形式(時間単価制)
時間単価制は、報酬が1時間ごとの金額で設定され、実際に稼働した時間にあわせて週ごとに支払われる形式です。
出典:https://crowdworks.jp/pages/guides/employer/hourly
「CWタイムカード」というアプリを使用し、稼働開始、終了の打刻を行うことで、稼働時間を計算します。
稼働時間に応じて報酬が支払われるタイプ。
このCWタイムカードというアプリが厄介で、スクリーンショットを保存されたり、キータッチ数をカウントされたりと完全にPCの前に拘束されます。
副業の場合、空いた時間にちょこちょこと小銭を稼ぐパターンがほとんどだと思うので、まとまった時間、PC前に拘束されるのは厳しいと思います。
また、もしこのCWタイムカードを使用し忘れた場合、クライアント側は報酬の支払いを拒むことができます。
無報酬となってしまうリスクもありお勧めできません。
コンペ形式
コンペ形式は、募集内容に対しての制作物の提案を集めることができる形式です。
出典:https://crowdworks.jp/pages/guides/employee/competition
ロゴマークやキャッチコピーなど、制作物が明確で、多くの作品やアイデアを比較検討したい場合に最適です。
集まった提案の中から採用する作品を選び、その作品の提案者に対して報酬が支払われます。
デザイン系の業務に多い依頼形態ですが、これは完全に報酬が「ゼロか100か」になってしまいます。
採用されれば報酬になりますが、別の人の案が採用されたら無報酬です。
単価が高いのが特徴の依頼形態にはなりますが、単価が高い案件ほど競争も多く、採用率は下がります。
「タダでもデザインするのが好き!」という人でない限り、手を出さないのが無難だと思います。
タスク形式
タスク形式は、クライアントの依頼内容に対して、ワーカーの選定や交渉をすることなく、クラウドワークス上で作業を行ってもらい納品を行う形式です。
出典:https://crowdworks.jp/pages/guides/employer/task
簡単な作業やアンケートなど単純作業の大量発注に向いています。
集まった作業内容を承認することで、報酬が支払われます。
タスク型は、ほぼクズと考えてよいです。
何も検索キーワードを入れず、「タスク型」で絞り込んだ検索結果が以下。
1件あたり10円未満の案件が山ほど表示されます。
タスク型は、応募して受注という形式を採らない代わりに、単価がゴミクズ。
クラウドワークス初心者で、実績を積みたい方には良いかもしれませんが、継続的な案件としてはお勧めしません。
タスク型は真っ先に、表示対象外にしましょう。
スカウトメッセージは無視する
クラウドワークスで少し実績を積むと、スカウトするようなメッセージが届くことがあります。
でも、クラウドワークスは、基本的に供給過多の市場。良案件なら、スカウトなんてしなくても自然とワーカーが殺到します。
つまり、わざわざスカウトをしているような案件は、クズ案件である率が非常に高いです。
また、「あなたの実績を見て」といってスカウトしてきた案件でも、いざ応募してみると普通に断られます。
「そっちから声をかけたんだろ」と思っても、クラウドワークスの世界は基本的にクライアント至上主義なので、文句は言えません。
一喜一憂するだけ無駄なので、スカウトには手を出さないのが無難です。
クラウドワークスのクズ案件ってこんなもの
最後に、クラウドワークスでよく見かけるクズ案件について紹介します。
テストライティングの単価がクズ
上記画像のように、検索結果に表示される単価は高値で釣って、テストライティング報酬はその半分以下のものが多いです。
3500文字以上という本番と同じ文字数でありながら、テストライティングと称することで文字単価0.3円以下が許されています。
こういうクライアントは、テストライティングだけでいろんな人に書かせ、結局本採用にはしないパターンが多いです。
また、テストライティングだからと言って、きちんと「契約」→「仮払い」の形をとらずに作業に取り組んでしまうと、無報酬で逃げられる可能性もあります。
テストライティングでも本番と同じ分量、同じ条件で募集しているクライアントを選びましょう。
外部サービスに誘導する
このケースが一番悪質です。
ライティング案件で募集しておいて、まったく関係のないサプリメントの代理購入を斡旋する業者など。
クラウドワークスの契約から外れるので、仮払いのシステムもないし、報酬を支払わずに逃げられる可能性があります。
それに違法な仕事やマルチ商法を斡旋される可能性も高くなります。
上記の画像の例では、1件あたりの報酬も300円と薄給でした。
こういう話が来たら、迷わずシカトするのが一番被害がないです。
まとめ:運営を信用しすぎない
「大手のクラウドワークスに掲載されているから大丈夫な業者だろう」と安易に信用せず、案件を見極めることが必要です。
運営側は、よほど悪質なケースでない限り放置しています。
構成案だけ要求して報酬を支払わないクライアントや、外部サービスを勧めてくるクライアントをその都度通報しても、そのような人たちは後を絶ちません。
少しでも「怪しい」と思った案件は、自分で近づかないようにするよう気をつけましょう。
いかがでしたか?
今回は「クラウドワークスでクズ案件を掴まないテクニック3選【ワーカー向け】」について紹介しました。
今後の記事では、クラウドワークスで受注するためのプロフィール設計や、ポートフォリオの作り方についても解説していきたいと思います。
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それでは^^
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