筆者は約3年間、ルンバi3を愛用しています。ある時期、1週間ほどルンバをホームベースから離していた期間がありました。その後再び使用しようとしたところ、ルンバの充電ができなくなっていました。
具体的には、ホームベースのランプが高速で緑点滅し、ルンバは全く無反応な状態です。
iRobotアプリ上ではエラーコード「C512」と記載されていました。ウェブで検索すると、これはホームベースの故障と推測されましたが、いろいろと試したところ、自力で復旧することができ、その後も1週間普通に使用できています。
本記事では、充電できなくなったルンバを復旧するために試した手順と、実際に復旧に至った実例を紹介します。
FPさいとう子です。ルンバが使えなくて困っている人に向け、本記事が少しでも参考になれば幸いです
結論:ホームベースの電源コードを1週間抜いたままにする
はじめに結論から申し上げると、ルンバi3の復旧に成功した方法は、「ホームベースの電源コードを1週間抜いたままにする」ことです。
後述するように色々な方法を試行錯誤したのですが、結果的に効果があったと思えるのはこれだけでした。
ちなみに「ルンバとホームベースを1週間離したままにする」だけではダメで、ホームベースに全く電力を供給しない期間を作る必要があります。
なぜこのような対応で充電可能になったのか理由はわかりませんが、過去2回同じ症状が起き、2回ともこの方法で復旧しました。
おそらく、充電できなくなるエラーコード「C512」は、ホームベースの故障なのですが、ホームベースをリセットしてあげることで、症状が改善するのだと思います
ただし、ホームベースにリセットボタンはありません。そのため、長期間電力を供給しないことで、強制的に内部情報をリセットすることができるのかなと推測しています。
約1週間後につなぎ直したところ、正常に充電を開始しました。その後も約1週間、問題なく清掃に使えています。
エラーコード「C512」の症状とは
エラーコード「C512」の具体的な症状を紹介します。具体的には、ルンバi3をホームベースに乗せると以下の症状が起きました。
- ホームベースの緑ランプが高速点滅する
- ルンバのランプは消灯したまま
- iRobotアプリで「接続できません」か「C512」エラー表示
ルンバの充電を開始すると、正常な状態ならホームベースの電源ランプが約4秒間緑色に点灯し、ルンバ本体のバッテリーランプが充電中を示す点滅を開始します。
しかし、エラーコード「C512」の状態ではいくら待っても充電されることはありません。
エラーコード「C512」が出て困っているという報告は、X(旧Twitter)上でも多数見つかりました。
ちなみに、iRobot公式サイトでは交換用のホームベースを販売していますが、13,200円とかなり高額です(2024年1月現在)。
サードパーティによる互換品であれば、Amazon等で格安で売られていますが、個人的に充電トラブルは火災にもつながるため、純正品以外は使用したくないと考え、購入をためらっていました。
解決のために試した手順
次に、ここからは結果的として解決にはつながらなかった方法となりますが、試行錯誤の過程で試した方法を順に紹介します。
充電接続部をメラミンフォームで拭く
「ルンバ 充電できない」で検索すると、真っ先に出てくる対処方法です。メラミンフォーム(いわゆる激落ちくん)に水を1、2滴垂らし、固く絞ってからやさしく接続部を拭きます。
接続部に付いた油分や汚れを取り除くためです。気を付けるべきことは、メラミンフォームに水を垂らしすぎないことです。水が機械内部に残ってしまうと、サビの原因となります。
充電接続部をマイナスドライバーで削る
メラミンフォームで落としきれない汚れを取り除くための方法です。ウェブ上で一部の人が紹介している記事を見つけたので、やってみました。
幅が広めのマイナスドライバーで、充電接続部をなでるようにして表面を削ります。
ただし、この方法はiRobot公式では推奨されていません。削ることは取り返しがつかず、リスクも大きいため、不用意にはお勧めしません。
ルンバ本体を清掃する
ルンバにゴミが溜まっていることで、充電接続部どうしがうまく触れていない可能性もあります。そのため、以下の部位を念入りに清掃しました。
- 本体センサー部
- 前輪部
- ダスト容器
- デュアルアクションブラシ
- エッジクリーニングブラシ
各部の名称は、下の画像を参照してください。なお、ルンバi3は、ダスト容器以外は水洗い厳禁です。乾いたタオルか、水を固く絞ったタオルで拭き掃除をしました。
バッテリーの入れ直し
バッテリーを一度入れ直すことで改善するという情報もウェブ上で見たので、これも試してみました。
ルンバ本体裏面のネジをすべて外します。i3の場合、計6本のネジを外さないといけないので地味に面倒です。
裏面の蓋を持ち上げると、緑色のバッテリーが見えます。これを一度取り外し、そのまま元に戻してみました。
結果的に、これでも効果はありませんでした。
「バッテリーを買い替えたらもしかしたら改善するかも…?」とも思いましたが、iRobot公式サイトで7,700円(2024年1月現在)とやはり高いので、バッテリー交換は試していません。
公式サポートにも問い合わせてみた
私の場合、ルンバi3を「アイロボット公式Yahoo!店」で購入しました。Yahoo!ショッピングで購入した場合の問い合わせは、注文履歴ページから行います。
問い合わせの流れを、スクリーンショットともに紹介します。
まず、注文履歴ページから、過去の該当する注文を見つけます。「注文詳細・各種手続き」をクリックします。
注文履歴詳細画面で、「ストアに問い合わせる」を選ぶと、質問をすることができます。
お問合せ画面に遷移します。デフォルトで「注文前(注文検討中)の質問」にチェックが入っていますが、このままでも問題ありません。
「対象商品URL」には購入した商品のURLを記入します。すでに販売終了してしまっているなどURLが見つからない場合には、未記入でもOKです。
注意点として、公開設定で「非公開に設定する」にチェックを入れましょう。
このチェックを入れないと、商品ページに質問が掲載され、商品ページを閲覧した方に問い合わせ内容が見られてしまいます。
個人情報などを記載しなければ公開されても問題ありませんが、故障に関する相談とストア側で判断されればいずれ非公開に設定されるので、始めから「非公開」で問い合わせたほうが安全です。
問い合わせは、基本的にウェブ上のメッセージのやり取りで行いますが、修理工場からの連絡は電話で来ることもありました。
「アイロボット公式Yahoo!店」の返信は、迅速かつ丁寧でした。ストアのお問い合わせ対応時間帯は9:30~17:30となっていて、深夜にメッセージを送ったら翌日の朝一番にはメッセージが返ってくるレスポンス具合でした。
外資系の企業にありがちな、「日本語のサポートが不自由」ということもまったくなく、安心して問い合わせできました
結果的に、修理工場で点検したところ「工場では症状が再現できなかった」とのことで解決に至らず、そのまま返送されてしまったのですが、それでも対応としてはまったく文句ありませんでした。
また、修理センターへの送料については往復とも無償で対応していただいたのが凄く助かりました。
まとめ:ホームベースのリセットを試してみて
いかがでしたか?
私の場合、ホームベースの電源コードを1週間抜いたままにすることで、ルンバi3の「C512」エラーから復旧することができました。
すべての人に当てはまるわけではないかもしれませんが、同じ症状の人は試してみていただければと思います。
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それでは^^
ちなみに私の場合、ルンバのダストフィルターは安いものでよいと思い、互換品を使用しています。
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