長年使ったソニー製のコンパクトデジタルカメラを、屋外で落下させて壊してしまいました。
電源は入るものの、ズーム操作とシャッターを切ることができない状態でした
ただ、楽天超かんたん保険の「持ち物サポートプラン」に加入していたため、保険金がおりました。
本記事では、楽天超かんたん保険の「持ち物サポートプラン」の解説と、修理の見積もりに利用させていただいた「ソニーサービスステーション」についても解説します。
カメラを購入したばかりの方や、高価なカメラをお持ちの方に、参考になれば幸いです。
約5000円の保険金が支給された
今回補償の対象となったコンパクトデジカメはSONYの「DSC-WX300」という機種です。2013年3月に発売されたモデルで、私が購入したのは2013年11月。購入当時の価格はネットショップで20,520円でした。
結果から言うと、このデジカメの故障補償費用として、約5000円が楽天超かんたん保険から支払われました。
修理不能で全損扱いだった
カメラを破損した原因は、駐車場で落下させてしまったことです。症状としては、次の通りでした。
- 電源は入る
- ズーム操作とシャッターボタンが効かない
写真からは故障状況がわかりづらいですが、キャビネット上部のパネルがわずかに浮いてしまっている状態でした。
後述するソニーサービスステーションによる検査結果では、基板の交換が必要とのこと。約10年前の商品なのでメーカーに部品が残っておらず、修理不能で「全損」という扱いになりました。
全損扱いの場合、損害保険では一般的に補償金額の全額が支払われます
免責金額は3000円
楽天超かんたん保険の「持ち物サポートプラン」では、免責金額が3000円と設定されています。免責金額とは、保険金がおりる場合でも、修理代の自己負担額として最低限支払わなければならない金額のことです。
Q.免責金額
出典:楽天損保
A.保険契約者の自己負担額のことをいいます。保険会社は一定金額以下の小損害については保険金を支払わないと定めることがありますが、一定の金額に達した損害については、免責金額(自己負担額)を控除した金額をお支払いする方式と損害額の全額をお支払いする方式とがあります。
「持ち物サポートプラン」では、修理時点の時価、または修理費用のいずれか低い額を限度として、免責金額を上回った金額が支払われることになります。
審査にかかった期間は3日間
保険事故発生から、保険金の支払いに要した期間は以下の通りです。
- 12月23日 事故発生(破損)
- 12月24日 電話で事故報告。月曜に担当者から折り返しTELする旨
- 12月25日 担当者からTELあり。同日、SMSで申請フォームが届く
- 1月9日 SONYサービスステーションへ来店。見積もり依頼と、修理不能ならその旨書面でいただきたいと依頼
- 1月16日 SONY修理担当部署から修理不能の連絡
- 1月18日 SONYサービスステーションへ来店。カメラと請求明細書の受取
- 1月19日 SMSで申請フォームにアップロード
- 1月22日 審査承認のTEL。1週間以内で振り込まれるとのこと
- 1月24日 保険金の振込完了
以上のような流れでした。
修理不能の報告書を提出してから審査承認の連絡をいただくまでは「3日間」、審査承認から振込完了までは「2日間」と、かなりスピーディーな対応でした。
ちなみに事故報告の問い合わせから修理見積もり依頼まで期間が空いてしまったのは、近隣で無料見積もりができる業者を探したのと、年末年始を挟んでしまったためです。
なお、楽天超かんたん保険の「持ち物サポートプラン」は、事故発生から30日以内に報告が必要です。ただ、一度報告をした後は見積もりまでの期間が空いてしまったとしても問題ない旨、事前に確認していました。そのため、あまり焦らずに済みました。
楽天超かんたん保険の注意点
楽天超かんたん保険「持ち物サポートプラン」の注意点を、3つ紹介します。
購入額でなく時価相当額で算定
保険金請求の際、購入履歴が分かる資料を提出する必要がありますが、保険金額は購入額と同額ではなく、修理費用または時価相当額で算定されます。時価相当額は、購入時からの経過月数によって減少していくため、古い商品の場合は低く算定されがちです。
また、この時価相当額が免責金額(自己負担額)を上回らなかった場合、保険金額は1円も支払われないことになります。
自宅内の事故は対象外
携行品損害保険に共通して言えることですが、あくまで外出中の偶然な事故を補償するものであり、自宅内で起きた事故については原則として補償されません。自宅内での事故のリスクはあまり高くないと思いますが、よく理解しておきましょう。
なお、自宅内の家財の破損等については家の火災保険で補償される可能性があります。
スマホやPCは対象外
楽天超かんたん保険では、携帯電話、ノートパソコン、タブレット端末等は「補償対象外」と明記されています。
補償対象外となる主な「携行品」
出典:楽天超かんたん保険
船舶(ヨット、モーターボート、水上バイク、ボートおよびカヌーを含みます。)・航空機・自動車・原動機付自転車・雪上オートバイ・ゴーカートおよびこれらの付属品、自転車・ハンググライダー・パラグライダー・サーフボード・ウインドサーフィン・ラジコン模型およびこれらの付属品、携帯電話・PHS・ポケットベル等の携帯式通信機器・ノート型パソコン・その他の携帯式パソコン・ワープロ・タブレット端末・ウェアラブル端末等の携帯式電子事務機器およびこれらの付属品、義歯、義肢、コンタクトレンズ、眼鏡、補聴器、動物、植物、株券、有価証券(乗車券等、定期券、通貨および小切手は補償の対象となります。)、印紙、切手、預金証書または貯金証書(通帳およびキャッシュカードを含みます。)、クレジットカード、ローンカード、プリペイドカード、電子マネー、漁具(釣竿、竿掛け、竿袋、リール、釣具入れ、クーラー、びく、たも網、救命胴衣およびこれらに類似のつり用に設計された用具をいいます。)、稿本(本などの原稿)・設計書・図案・証書(運転免許証およびパスポートを含みます。)・帳簿・ひな形・鋳型・木型・紙型・模型・勲章・き章・免許状その他これらに類する物(印章は補償の対象となります。)、テープ、カード、ディスク、ドラム等のコンピュータ用の記録媒体に記録されているプログラム、データなど
スマホやノートパソコンは持ち歩く機会が多いはずなので、販売店の延長保証などに加入していない場合にはリスクとなります。場合によっては他の携行品損害保険を検討したほうがよいかもしれません。
携行品損害保険とは
ここで、「携行品損害保険」の基本と、低額から加入できる携行品損害保険を複数紹介します。
携行品損害保険の基本
携行品損害保険とは、外出中に携行品が破損・盗難などの保険事故に該当する事由により損害を被った場合、保険金が支払われる保険のことです。
また、携行品とは、一般的に“被保険者が所有かつ携行する身の回り品(動産)”のことを指します。
携行品損害保険で保険金が支払われる主な条件は以下の2点です。
- 外出中(自宅外)の事故であること
- 自然故障は対象外。原因が破損・火災などの偶然な事故であること
また、「携行品」に含まれる動産については、保険商品によって異なります。バッグやカメラ、ゴルフクラブなどは補償対象に含まれることが多いですが、ノートパソコンやスマホなどの精密機器は補償対象外と明記されている場合もあります。保険加入前に発行される重要事項説明書を、よく確認することをお勧めします。
楽天超かんたん保険
楽天超かんたん保険は、楽天会員限定の保険です。楽天市場で買い物をする感覚で加入できるので、楽天会員なら文字通り簡単に入れます。
保険料は楽天ポイントや楽天キャッシュで支払えるため、楽天市場や楽天カードをよく利用する人には便利だと思います。
「節約コース(本人型)」の場合
- 保険料 年払1,530円
- 携行品損害保険金額 10万円
- 免責金額 事故1回につき3,000円
Super Value Plus(セゾンカード)
Super Value Plusは、セゾンカード会員限定のプランです。その中の「お買物安心プラン[Y]」は、スマホやノートパソコンを含む携行品損害保険が付帯しています。
保険料は月300円と、楽天超かんたん保険よりも高いですが、免責金額がわずか1,000円なので、もしもの時に利用しやすいです。実は私も現在は、このSuper Value Plusに加入しています。
- 保険料 月300円
- 携行品損害保険金額 10万円(現金等3万円)
- 免責金額 事故1回につき1,000円
- カードでの購入品なら、購入日から180日 補償額100万円[免責金額1,000円]
その他にも、低額な携行品損害保険はPaypayちょこっと保険(Yahoo!ウォレット会員登録必要)などがあります。
ソニーサービスステーションで無料修理受付
今回の修理査定は、ソニーサービスステーション秋葉原で行いました。
ソニーストアは、現在全国に3か所しかありません。東京の秋葉原、大阪の日本橋、沖縄の那覇の3か所です。
ソニーサービスステーション秋葉原は、「秋葉原」とは言っても東京メトロ末広町駅が最寄です。JR秋葉原駅からは徒歩約7分程度とやや距離があります。念のため、訪問前に電話で問い合わせたところ、同店では予約不要と言われました。
店頭で整理券を発券し、ソファーで5~10分ほど待っていると番号を呼ばれました。
ソニーサービスステーションでは、ソニー製品なら修理の見積もりを無料で行ってくれるそうです。「修理できない場合には、その旨が分かる文書を発行してほしい」と言ったら、慣れているようで快く応じてくれました。
結果的に今回は部品がないということで修理不能になってしまいましたが、対応に不備はありませんでした。
まとめ
いかがでしたか?今回は「【楽天超かんたん保険】壊れたデジカメの補償で「5000円」を受け取った」話をお伝えしました。
結果的に今回、カメラの修理は叶いませんでしたが、10年以上前に購入した商品が5000円の補償金額を受け取れたのは申し分のない結果でした。
保険料もかなり低廉なので、高価な携行品を持ち歩く機会が多い人は、検討してみるのはいかがでしょうか。
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それでは^^
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