ガジェットをこよなく愛する筆者が、このたび完全ワイヤレスイヤホンを初購入しました。
今回、イヤホンの購入にあたって考慮したのは「ノイズキャンセリング」や「マルチポイント」など7つの要素です。音質はあまり重視しませんでした。
筆者が重視した7つの要素と、たった1つのイヤホンを購入するまでに比較した6つの機種を、それぞれレビューします。
これから完全ワイヤレスイヤホンを初めて購入する人の参考になればと思います。
この記事は以下のような人におすすめ!
- 1つのイヤホンを、複数のスマホやPCで使いたい
- ランニングなど、汗や水滴で濡れる環境でも使いたい
- ラジオや音声コンテンツがメインで、音質にはあまりこだわらない
7つの要素で、完全ワイヤレスイヤホンをレビュー
結論から言うと、筆者は「Jabra Elite 75t」を購入しました。
今回、完全ワイヤレスイヤホン(TWS=True Wireless Stereo)を初購入するにあたって筆者が重視した要素は以下の7つです。
- 完全ワイヤレス
- ノイズキャンセリング
- 外音取り込み
- 防水または耐水
- 音声アシスタント使える
- 片耳でも使える
- マルチポイント機能
購入検討時には、Twitterでもつぶやきました。
このうち、マルチポイント機能については馴染みのない人も多いと思うので、簡単に説明します。
Bluetoothのマルチポイント機能とは?
マルチポイントとマルチペアリングは混同されやすいですが、使用感はまったく違います。
マルチペアリングは、最近販売されているBluetoothイヤホンでは一般的な機能です。
2021年5月現在、マルチペアリング搭載機種は209機種あります(価格.com調べ)。
1度ペアリングしたスマホの情報を複数台分、イヤホン内に記憶することで、その都度ペアリングをし直さなくても、簡単に再接続ができます。ただし、一度に接続できる台数は1台までです。
一方で、マルチポイント搭載のBluetoothイヤホンはほとんど売られていません。
2021年現在、マルチポイント搭載機種は20機種です(価格.com調べ)。
マルチポイントとは、1台のBluetoothイヤホンに複数の親機を同時接続できる機能のことです。
1つのBluetoothイヤホンに、2台のスマホを接続しておけば、どちらのスマホに着信があってもBluetoothイヤホンで応答できます。
(同時接続できる台数は、イヤホンの機種によって異なります。)
1方のスマホで音楽を聞いていて、もう一方でゲームをしたくなったら、音楽の再生を止めてゲームを始めるだけで、ゲームの音声を流すことができます。
ただ、メーカー的にはあまり重視されていない機能みたいで、製品カタログを読んでも対応/非対応が明記されていないことが多いです。
次の項目からは、前述の7つの機能を観点として、6種のTWSをレビューします。
完全ワイヤレスイヤホン6機種を性能比較
実売価格が「1万5千円以下」「2万円以下」「3万円以下」の、3つの価格帯に分けて、それぞれの機種をレビューしていきます。
実売価格:1万5000円以下
Anker Soundcore Life A2 NC
ノイズキャンセリング | 音声アシスタント | 実売価格 |
対応 | 対応 | 9990円(税込) |
ノイズキャンセリング対応、外音取り込み機能あり、音声アシスタント対応と、1万円以下で買えるイヤホンとしてはコスパ最強レベル。
おまけにIPX5相当の防水性能も備えている。
ただし、今どき珍しくマルチペアリング機能すらない。
端末を切り替えるたびに新たにペアリングをする必要があって不便。
1台のスマホでしかBluetooth接続をしない人には断然オススメ。
バッテリー持続時間:本体6時間/ケース込30時間
JBL LIVE FREE NC+ TWS
ノイズキャンセリング | 防水性能 | 実売価格 |
対応 | IPX7 | 12609円(税込) |
安定のJBLサウンドにノイズキャンセリング、無線充電も可能と、リーズブルながら一通りの機能は備えた機種。
IPX7相当の高い防水性能を誇り、水洗いも可能なレベル。
反面、マルチポイントやSiriには非対応で、かゆいところに手が届いていない仕様(GoogleアシスタントとAlexaにのみ対応)。
実売価格は現在かなり安くなっているので、上記が許容できるなら十分に買い。
実売価格:2万円以下
Jabra Elite 75t
ノイズキャンセリング | マルチポイント | 実売価格 |
対応 | 対応 | 17380円(税込) |
今回紹介する機種では、唯一のマルチポイント対応機種。
類似のシリーズには、より高価なElite Active 75tがあります。
でも、この商品とElite Active 75tとの違いは、防水性ぐらい。
Elite 75tでも、IP55レベルの防塵・防水性能があり、通常使用なら十分です。
水没させなければ水しぶき程度であれば問題ないので、ランニング使用にも申し分ありません。
バッテリー持続時間:最大7.5時間/ケース込み28時間
beats by dr.dre Powerbeats Pro
ノイズキャンセリング | 音声アシスタント | 実売価格 |
非対応 | 対応 | 19800円(税込) |
インナーイヤー型で密閉感が少なく、ワークアウトに特化したデザイン。
beatsはApple社の子会社なだけあって、Apple製品との親和性が高いのが強み。
IPX4相当の防滴性能あり。
「Hey Siri」を使った音声アシスタント機能が可能です。
物理ボタンがあり、実売価格もかなり下がってきているので、Apple製品を使っているが「Air Podsの感圧センサーが押しづらい!」という人にはオススメ。
バッテリー:最大9時間/ケース込み24時間
実売価格:3万円以下
SONY WF-1000XM3
ノイズキャンセリング | 防水性能 | 実売価格 |
対応 | なし | 22800円(税込) |
2019年7月発売の、ノイズキャンセリング対応イヤホンとしては先駆け的な存在。
外音取り込み機能も備えているし、ノイズキャンセリングの精度も高い。
ただ、防塵防水性能がないのが痛い。加えて、マルチポイントは非対応。
発売から約2年経ち、実売価格はかなり落ち着いてきているので、コスパ的には悪くない。
バッテリー持続時間:最大6時間/ケース込みで24時間
Apple Air Pods Pro
ノイズキャンセリング | 防水性能 | 実売価格 |
対応 | IPX4(耐水) | 29036円(税込) |
言わずとしれた、世界で最も売れている完全ワイヤレスイヤホン、Air Podsシリーズ。
王者だけあって、最高クラスのノイズキャンセリング、外音取り込み機能を備えている。
さらにIPX4相当の耐水性能も備えていて隙がない。
マルチポイント機能こそないが、iPhoneへの着信をiPadやMacから受けられるようにすることで、MacやiPadとの間では「擬似的なマルチポイント」を利用することができる。
価格は高いが、Apple製品のヘビーユーザーなら間違いなく満足できる商品。
購入したイヤホンはJabra Elite 75t
家電量販店でいろいろな商品を実際に見て、筆者が最終的に選んだのはJabra Elite 75tでした。
僕が挙げた7つの要素をすべて満たしていたのがこの商品だったのです。
唯一、残念な点を挙げれば片耳使用できるのが「右側だけ」ということ。
右側イヤホンだけ使用していると、バッテリー容量が偏って減ってしまうことがありますが、そこを我慢できればまったく問題ありません。
まとめ|マルチポイント搭載イヤホンならJabra Elite 75t
いかがでしたか?
今回は「【コスパ最強】完全ワイヤレスイヤホン Jabra Elite 75t おすすめな理由」をお伝えしました。
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それでは^^
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