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【実態】サービスデザイン推進協議会の過去の入札・落札実績|持続化給付金以外にも計15件

サービスデザイン記事のアイキャッチ レビュー

「一般社団法人サービスデザイン推進協議会」という名前を、テレビ報道でよく耳にするようになりましたね。

今回は、経済産業省や中小企業庁のホームページから、同法人が受託した事業を調べてみました。

いずれも、どのページから参照できるかを含めて紹介します。

ホームページから拾える程度の情報なので、見落としがあると思います。

それではまいります。

※全15の事業名については、同協議会のホームページも参照。

  1. 2020年度(令和2年度)
      1. 令和2年度補正 持続化給付金事務事業
  2. 2019年度(平成31年/令和元年度)
      1. 令和元年度補正予算「事業承継補助金」
      2. 令和元年度補正予算「先端的教育用ソフトウェア導入実証事業」
      3. 令和元年度中小企業・小規模事業者人材対策事業(サービス等生産性向上応援隊の組成に向けた調査・検討及びプログラムの開発・提供事業)
      4. 平成31年度女性活躍推進のための基盤整備事業(女性起業家等支援ネットワーク構築事業)
      5. 平成31年度「女性起業家等支援ネットワーク構築補助金」
      6. 令和元年度補正サービス等生産性向上IT導入支援事業
  3. 2018年度(平成30年度)
      1. 平成30年度補正サービス等生産性向上IT導入支援事業
      2. 平成30年度第2次補正予算「事業承継補助金」
      3. 平成29年度補正学びと社会の連携促進事業(中小企業経営支援人材向けリカレント教育プログラム構築に向けた調査・分析事業)
  4. 2017年度(平成29年度)
      1. 平成29年度 中小企業・小規模事業者人材対策事業費補助金(カイゼン指導者育成事業)
      2. 平成29年度補正予算「事業承継補助金」
      3. 平成29年度補正サービス等生産性向上IT導入支援事業
      4. 平成28年度補正サービス等生産性向上IT導入支援事業
      5. 平成27年度 サービス産業海外展開基盤整備事業費補助金(おもてなし規格認証に係る認定機関及び認証機関立ち上げ・運営支援)
  5. まとめ

2020年度(令和2年度)

令和2年度補正 持続化給付金事務事業

中小企業庁:令和2年度 競争入札一覧表(委託費の類)
中小企業庁は、現在事業活動を行っている中小企業、これから事業を起こそうと思っている方々を、様々な角度から支援する対策を展開しております。

この法人が注目されるきっかけとなった、持続化給付金の事業です。

コールセンターの運営や申請サポート会場の設置、申請サイトの運営、広報などが主な業務とのこと。

サービスデザイン推進協議会が受託した事業のうち、これだけが「中小企業庁」所管の事業で、他は「経済産業省」所管の事業でした。

ちなみにまったく関係ないと思いますが、中小企業庁の前田長官は2019年7月に長官に就任し、その前は経済産業省にいました。

受託額は、769億2,08万4,807円と、過去最高額です。

契約締結日は2020年4月30日。

2019年度(平成31年/令和元年度)

令和元年度補正予算「事業承継補助金」

事業承継補助金は、平成29年度から継続して行われている事業。事業承継やM&Aを行う企業に補助金を支給しています。

中小企業庁:令和元年度補正予算「事業承継補助金」の事務局を決定しました
令和元年度補正予算「事業承継補助金」の事務局を決定しました

行政事業レビューシートによると、同法人の受託額は21億5,100万円。

5. 中小企業・地域経済 (METI/経済産業省)

(「0118 事業承継・世代交代集中支援事業」の一部。)

令和2年2月10日に決定。

令和元年度補正予算「先端的教育用ソフトウェア導入実証事業」

EdTech(エドテック。ITを活用した教育)の実証事業を行う教育機関に対する補助事業。

「IT導入補助金」の教育機関版というイメージに近い気がします。

令和元年度補正予算「先端的教育用ソフトウェア導入実証事業」に係る事務局公募 - 2023年11月22日登録(案件ID:14677776) | 入札情報速報サービス NJSS
国内最大級の入札情報速報サービスNJSS(エヌジェス)が提供する、経済産業省(METI)が公告・公示する公募の入札情報「令和元年度補正予算「先端的教育用ソフトウェア導入実証事業」に係る事務局公募」についての情報を掲載中。まずは8日間の無料版...

受託額は不明。

2020年2月3日に決定。

令和元年度中小企業・小規模事業者人材対策事業(サービス等生産性向上応援隊の組成に向けた調査・検討及びプログラムの開発・提供事業)

中小企業・小規模事業者のITの相談役「サービスITアンバサダー」の組成を目的に、ワークショップなどを実施しているみたいです。

入札結果・契約結果(METI/経済産業省)
経済産業省のホームページ。入札結果・契約結果。予算執行・調達情報

これは競争入札の事業です。2019年5月22日に決定。

受託額は18,961,366円。

平成31年度女性活躍推進のための基盤整備事業(女性起業家等支援ネットワーク構築事業)

女性の企業を応援するサイト「わたしの起業応援net」を運営しているみたいです。

入札結果・契約結果(METI/経済産業省)
経済産業省のホームページ。入札結果・契約結果。予算執行・調達情報

これは随意契約の事業です。2019年4月12日に決定。

受託額は、9,999,672円。

平成31年度「女性起業家等支援ネットワーク構築補助金」

平成31年度「女性起業家等支援ネットワーク構築補助金」事務局の採択結果について(METI/経済産業省)
平成31年度「女性起業家等支援ネットワーク構築補助金」事務局の採択結果について

これは上記事業の補助金交付事務でしょうか。

2019年4月3日に決定。受託額は非公表。

こちらは公募→採択の流れが取られているので、「補助金を扱う事業者が決定したため」といったロジックで、上記事業の随意契約を内部稟議したのでしょうね。

それにしても、4月3日に公募結果の決定→4月12日に随意契約というのは期間が浅く、元から随意契約ありきと思われてしまいそうですね。

令和元年度補正サービス等生産性向上IT導入支援事業

通称「IT導入補助金」。

生産性向上のために中小企業・小規模事業者がIT導入を行う費用を補助するという、いわゆる「バラマキ」型の補助金です。

トップページ | IT導入補助金2023
令和元年度補正予算・令和3年度補正予算「IT導入補助金2023(サービス等生産性向上IT導入支援事業)」のポータルサイトです。本事業は、ITツールを導入しようとする事業者に対して、ITツール導入費用の一部を補助する制度です。

これは受託額が不明でした。

5月から始まっている事業なんですが、まだ公表されないのでしょうか。

2018年度(平成30年度)

平成30年度補正サービス等生産性向上IT導入支援事業

5. 中小企業・地域経済 (METI/経済産業省)

いわゆるIT導入補助金の平成30年度補正事業。

2019年3月5日に決定。

受託額は301億100万円。前回より予算が3倍に増えましたが、13万件の目標に対して利用は62,893件。

かなり低調に終わりました。

平成30年度第2次補正予算「事業承継補助金」

事業承継補助金の、平成30年度補正予算版。

中小企業庁:平成30年度第2次補正予算「事業承継補助金」に係る事務局を決定しました
平成30年度第2次補正予算「事業承継補助金」に係る事務局を決定しました

2019年2月15日に決定。

5. 中小企業・地域経済 (METI/経済産業省)

行政事業レビューシートでは、なぜか「民間団体等」と団体名が伏せられていますが、この事業の受託額はおそらく30億円。

平成29年度補正学びと社会の連携促進事業(中小企業経営支援人材向けリカレント教育プログラム構築に向けた調査・分析事業)

平成29年度補正学びと社会の連携促進事業(中小企業経営支援人材向けリカレント教育プログラム構築に向けた調査・分析事業)調査報告書 - e-Govデータポータル
本報告書は、中小企業・小規模事業者に対し、IT化や業務プロセス改善を中心とした生産性向上について、同じ視点に立って、親身に分かりやすく説明ができ、相談役となれる人材を今後育成していくうえでの課題について調査・分析して整理し、育成に必要なコン...

競争入札。事業内容としては、「プラスIT研修」内のアンケート結果の分析でしょうか。

2018年11月22日に決定。

受託額は、19,971,993円。

2017年度(平成29年度)

平成29年度 中小企業・小規模事業者人材対策事業費補助金(カイゼン指導者育成事業)

5. 中小企業・地域経済 (METI/経済産業省)

中小企業・小規模事業者へのカイゼンスクール設置に関するサポート業務。

当協議会の受託分としては400万円と比較的少額です。

平成29年度補正予算「事業承継補助金」

中小企業庁:平成29年度補正予算「事業承継補助金」に係る事務局を決定しました
平成29年度補正予算「事業承継補助金」に係る事務局を決定しました

2018年3月26日に決定。

5. 中小企業・地域経済 (METI/経済産業省)

これもなぜか、行政事業レビューシートでは「民間団体等」と伏せられています。

受託額は、4億7,100万円でしょうか。

平成29年度補正サービス等生産性向上IT導入支援事業

受託額は96億8200万円。

5. 中小企業・地域経済 (METI/経済産業省)

平成28年度補正サービス等生産性向上IT導入支援事業

このときが初めての、IT補助金事業。

受託額は100億円。

行政事業レビューシート最終公表 (METI/経済産業省)

平成27年度 サービス産業海外展開基盤整備事業費補助金(おもてなし規格認証に係る認定機関及び認証機関立ち上げ・運営支援)

これは残念ながら詳しいデータがまったくが見つけられませんでした。

まとめ

サービスデザイン推進協議会のホームページでは全15の事業が掲載されていますが、うち4つの事業については、受託額がわかりませんでした。

筆者も以前から名前だけは知っていましたが、こんなに多くの事業を受託していたとは驚きました。

他にも情報がありましたら随時更新していきますので、コメントかTwitterでお寄せください。

それでは^^

この記事を書いた人
FPさいとう

節約やライフハックの記事を中心に執筆しています。FP技能士2級、日商簿記2級保有。行政書士試験合格。
投資やせどりなどの「資産を殖やす」分野での記事執筆が得意。趣味は旅行先でコーヒーを買うこと、読書、ワイン、Netflix、貯金。

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