2021年10月8日より、ルンバのe5とi3シリーズが値下げされました。具体的な値下げ対象は、e5、i3、i3+の3つのモデルです。
ルンバ e5は1万円の値下げ、ルンバ i3シリーズは2万円の大幅値下げです。
これにより現行のルンバは、4万円以下で購入できるモデルから、最上位の19万円近いモデルまで、さまざまなラインナップが揃っています(ニュースリリース)。
ルンバは種類が多いのと、商品名からグレードの違いがわかりづらく、「何がどう違うかわからない」という人も多いのではないでしょうか。
この記事では、値下げによりルンバ購入を検討し始めた筆者が、現行ルンバシリーズをすべて調査・比較したので選び方を解説します。
併せて、アイロボット公式が実施する月額制の「ロボットスマートプラン+」も値下げとなりました。
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現行ルンバのモデル比較
![ルンバ,QOL,時短,レビュー,比較](https://fp-press.com/wp-content/uploads/2021/10/4487924_s-e1634223218502.jpg)
アイロボット公式サイトで販売されている現行モデルは、以下の7モデルです(2021年10月現在)。表の左が最上位のs9+モデル、表の右にいくにつれて廉価なモデルとなっています。
※ルンバ公式サイト、パンフレットを参考に、当サイト作成
性能表を比較した結果、一人暮らしで1Kの間取りの賃貸マンションに住んでいる僕は、「ルンバ i3」が最適と選びました。クリーンベースが付属しない、通常の「i3」です。
決め手は価格と性能のバランスの良さ、つまりコスパです。
僕と同じような条件で、ルンバを購入したいけど迷われている方は「i3」を選んでおけば無難と思います。
「i3」を購入後のレビューについては、今後のブログ記事で紹介していきたいと思います。また、各モデルの違いについて、以降の項で詳しく解説していきます。
モデルごとのざっくりとした解説
![ルンバ,QOL,時短,レビュー,比較](https://fp-press.com/wp-content/uploads/2021/10/82e7b48a63a242425ac2f482d0f2be5f-e1634223317175.jpg)
ルンバは、「アイロボット社」が製造するロボット掃除機です。
ロボット掃除機とは、コトバンクによると以下のような掃除機のことです。
本体に内蔵されている各種のセンサーにより、掃除をする空間の広さや形状、障害物の状態、ホコリやゴミの散らかり具合などの情報を収集し、その情報をもとにして自律的に掃除をする
出典:コトバンク
ルンバは、ロボット掃除機生産台数の世界シェアNo.1と言われています((株)富士経済「グローバル家電市場総調査2021」メーカー別生産台数シェア 2020年実績)。
選ぶ基準は3つ
ルンバは現行モデルだけ見ても種類が多く、選び方がわからないという人も多いのではないでしょうか。
ルンバのモデルを比較するにあたって、まず覚えておきたいのは以下の3点です。
- 「+」はクリーンベース付き
- e5以上の機種なら水洗い可能
- i7以上の機種はカメラセンサー付き
「+」はクリーンベース付き
![ルンバ,QOL,時短,レビュー,比較](https://fp-press.com/wp-content/uploads/2021/10/Screenshot-at-Oct-15-23-55-42.jpg)
名前の末尾に「+」が付いているモデルは、自動のゴミ収集機「クリーンベース」付きです。+があるモデルもないモデルも、ルンバ本体の性能には違いはありません。クリーンベースがあれば、ゴミ捨ては数ヶ月に一度で済みます。
e5以上の機種なら水洗い可能
![ルンバ,QOL,時短,レビュー,比較](https://fp-press.com/wp-content/uploads/2021/10/148614dc3678b195c9f4bdcd769d2cbb-e1634223431856.jpg)
ルンバ e5以上のモデルなら、普段のゴミ捨ては、ダスト容器を取り外してゴミ箱に捨てるだけ。より入念にダスト容器を洗いたい場合は、フィルターを取り外せば容器ごと水洗いができます。
水洗い後は、完全に乾いてからフィルターを戻し、ダスト容器をルンバ本体に取り付けます。
i7以上の機種はカメラセンサー付き
![ルンバ,QOL,時短,レビュー,比較](https://fp-press.com/wp-content/uploads/2021/10/51fe05726b41ef8caa09df73d2f14885-e1634223282686.jpg)
s9、i7シリーズはカメラなどの各種センサーが本体に取り付けられていて、最新鋭のvSLAMナビゲーションにより、各部屋を学習して効率的な清掃します。i3にはカメラがついていませんが、移動距離を把握できるフロアトラッキングセンサーが取り付けられていて、無駄なく効率的に清掃します。他方で、ルンバ e5やルンバ 693のiAdaptナビゲーションは、赤外線や超音波センサーが取り付けられていて、部屋の形は認識できませんが、障害物があっても臨機応変に清掃します。
基本として押さえておきたい大きな違いとしては、以上の3つです。次項からは、いよいよ性能やできることの違いについて解説していきます。
ルンバの具体的な選び方
![クエスチョン](https://fp-press.com/wp-content/uploads/2021/07/5025943_s-e1625844641981.jpg)
ルンバを選ぶにあたって考慮すべきポイントは、個人的には以下の3点だと思います。
- ゴミ捨て回数を減らしたいか?
- フィルターやブラシの互換品が売られているか?
- 部屋数がいくつか?
上で解説した「選ぶ基準」をもとに、どんな人がどの要素を重視するかに応じて、おすすめのモデルを具体的に解説します。
ゴミ捨て回数を減らしたいか?
徹底的にゴミに触れる回数を減らしたい方は、名前に「+」のつくクリーンベース付きのモデルを選ぶことをおすすめします。
ただ、個人的にはゴミを貯めるだけの機能が付くことで3万円のアップは正直高すぎると思います。また、こまめに稼動させていれば実際には毎回ゴミが溜まることもないはずなので、クリーンベース付きは当サイトではおすすめしません。交換用紙パックのランニングコストもかかります。
→対象モデル:s9+、i7+、i3+
フィルターやブラシの互換品が売られているか?
ルンバのフィルターやブラシは消耗品で、日々の定期的なメンテナンスの他、交換も必要となります。アイロボットの公式サイトではこれらの消耗品が高価です。バッテリーが8000円〜1万円、フィルターが1個あたり1500円程度、ブラシセットが8000円程度かかります。
■お手入れ、交換時期の目安
![ルンバ,QOL,時短,レビュー,比較](https://fp-press.com/wp-content/uploads/2021/10/Screenshot-at-Oct-14-21-42-22.png)
ルンバの交換部品は、Amazonなどで正規メーカーではない、互換品も売られています。ただし、古いモデルの部品は在庫がなくなっている場合も多いです。「互換品でもいいから維持費をなるべく抑えたい」という人は、初期費用が少し高くなったとしても、比較的新しいモデルの商品を買っておいたほうが、トータルでは安くなる可能性があります。
![ルンバ,QOL,時短,レビュー,比較](https://fp-press.com/wp-content/uploads/2021/10/Screenshot-at-Oct-16-00-36-43-e1634312251927.jpg)
→発売時期が新しいモデル:i3+、i3、693
部屋数がいくつか?
![ルンバ,QOL,時短,レビュー,比較](https://fp-press.com/wp-content/uploads/2021/10/90274de1d75e0c31d3a3d29ed5a4957c-e1634223355142.jpg)
なぜモデルによって対応部屋数が違うの?といえば、部屋の間取りを学習・記憶する容量に違いがあるからです。ルンバ e5やルンバ 693が搭載するiAdaptナビゲーションでは、ホームベースに戻るたび部屋の間取りを忘れてしまいます。
いっぽうで、s9+やi7シリーズが搭載するvSLAMナビゲーションでは、カメラセンサーを利用した正確な間取りを覚えることができ、5部屋以上の清掃にも対応できます。また、i3シリーズはvSLAMナビゲーションを備えていないものの、清掃完了まで自動で充電し、清掃を再開する機能がついているので複数部屋にも対応できます。
逆に言えば、掃除対象が1〜2部屋だけの単身世帯なら、最上位モデルを購入しても宝の持ちぐされになる可能性が高いです。
→3部屋以上対応モデル:s9+、i7+、i7、i3+、i3
まとめ|コスパを求めるならi3、最安ならe5
いかがでしたか?今回は「【2021年】ルンバが大幅値下げ!現行モデルを比較した一覧と選び方」をお伝えしました。
今まで高価でなかなか手が出しづらかったルンバですが、大幅値下げにより手が届きやすくなりました。家電量販店などでは、これらより旧型のモデルはさらに安売りしている場合もあります。
時短アイテムとしてはかなり強力で、QOLを上げてくれるルンバ。ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。
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