先日、東京・恵比寿にオープンした「ピータールーガー・ステーキハウス東京」でTボーンステーキをいただきました。記念日のディナーで、予約して行きました。
本記事では、ピータールーガー・ステーキハウス東京に行ってみたレビューと、持ち帰った牛骨からとったスープで、後日カレーを作った様子を説明します。
ピータールーガー・ステーキハウス東京の基本情報
ピータールーガー(Peter Luger)は、ニューヨーク発の老舗ステーキ店。1887年の創業で、米国で最も歴史の長いステーキハウスといわれています。
ピータールーガーは、「ウルフギャング・ステーキハウス」「ベンジャミンステーキハウス」「エンパイアステーキハウス」の創設者など、日本でも成功しているステーキ店の逸材を数々輩出してきました。そして、米国初となる店舗を東京・恵比寿の地で2021年10月にオープンしました。
オープン当初は予約困難だと話題になっていましたが、値上げしていることもあり、現在は特に「この時間」というこだわりがなければ、直前でも予約が取れることが多いです。
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ピータールーガー・ステーキハウス東京のレビュー
2023年2月、休日のディナータイムに伺いました。JR恵比寿駅からのアクセスは、動く通路「スカイウォーク」を使えば徒歩8分くらいで到着します。
恵比寿ガーデンプレイスからは道路(くすのき通り)を挟んですぐ近くという立地です。予約時刻まで余裕がある場合でも、ガーデンプレイスで時間調整することができます。
ピータールーガー・ステーキハウス東京の内装
ディナー開始の時刻である17:00で予約していたので、まだ到着していないゲストが多く、ゆったりとした席で過ごすことができました。
ピータールーガー・ステーキハウス東京は、1Fにバーや個室、ブティックがあります。バーエリアには、外国人のビジネスマンがたくさん集っていました。
レストランは2Fと3Fにあります。3Fにはバルコニーや個室席があるのですが、おそらくこの日は2Fの客席で収まるほどのゲスト数であり、3Fの席は開放していませんでした。
予約サイト「TableCheck」にリクエストとして「落ち着いた席を希望します」と記入していたところ、メインのダイニングホールではなく、小上がりになったソファ席を案内されました。
照明的にはダイニングホールのほうが明るく、写真映えすると思います。ただ、2人でゆったり過ごすにはソファ席がお勧めです。※席の指定まではできません。
ピータールーガー・ステーキハウス東京のメニュー
ピータールーガーの看板メニューは、フィレとニューヨークストリップと呼ばれるサーロインが一緒に味わえるTボーンステーキです。肉は米国からチルドで毎週空輸し、東京店の熟成庫で28日以上熟成したものです。
肉はすべて時価となっており、マーケットプライスによって大きく価格が変わります。最新の価格は、以下ページ内「Food Menu」から参照できます。
メニュー表には肉のグラム数が書いていないのでウエイターさんに尋ねたところ、
- STEAK FOR TWO(2人前のTボーンステーキ)が 約600g
- SINGLE STEAK(1人前のサーロインステーキ)が約300g
- RIB STEAK(リブアイステーキ)が 450〜500g
とのことでした。
価格と量のバランスで言うと、リブアイステーキがお買い得だと思いましたが、その時点ですでに品切れでした(ディナーの開始直後だったのですが…)。
ピータールーガー・ステーキハウス東京でオーダーしたもの
今回、僕たちがオーダーしたのは以下です。
- Creamed Spinach(ほうれん草のクリーム和え)
- Luger’s Special German Fried Potatoes(ジャーマンポテト)
- STEAK FOR TWO(2人前のTボーンステーキ)
- Luger’s Special “Holy cow” Hot Fudge Sundae(チョコとホイップのサンデー)
これらの他に、ドリンクをオーダーしました。
STEAK FOR TWOは約600gと大きいので腹パンを覚悟しましたが、2人で食べるのに割とちょうど良いサイズでした。もし男性2人とかだったら、ペロリと平らげてしまう量だと思います。
焼き加減は、ウエイターさんがお勧めしてくれた「ミディアムレア」にしました。
下の画像でいうと向かって右側がサーロイン、左側に見えるのがフィレです。
焼きたてのステーキを席まで持ってきていただき、1口目はウエイターさんが取り分けてくれます。フィレの上にサーロインを乗せて提供してくれました。
個人的には、サーロインのほうが好みでした。
レア感がしっかり残っていて、肉の赤身の味がします。また、焼き加減が絶妙で、カリカリになった焦げの部分が食感と風味にアクセントを加えていました。
はじめは何もつけずに、次に塩コショウ。そしてトマトベースの「ルーガーソース」でいただきました。
個人的には、塩だけかけるのが好みでした。粗めの塩が、これまた食感のアクセントになります。ただ、味が強い塩なので、かけ過ぎないのをお勧めします。
フィレは、脂が乗っていてサーロインより柔らかいです。ただ、あまり香ばしい感じがありません。フィレはより味をはっきりさせるためにトマトソースをかけていただくのが好みでした。
デザートとして、サンデーを頂きました。
記念日用のデザートプレートを予約することもできましたが、今回プレートを頼まなかったのは、このホーリーカウ(サンデー)があるから。
見た目は可愛らしいですが、サイズはなかなか大きいです。3人で食べても十分くらいのサイズ。上部のクリームがかなり甘ったるいので、ステーキを食べた後に2人で食べきるのはなかなか厳しかったです。
Tボーンを持ち帰ってカレーを作る
ピータールーガー・ステーキハウス東京では、骨を含め、食べ残しをすべて持ち帰ることができます。以前、ピータールーガーの骨からダシを取ったスープをネットで見たことがあったので、余ったパンとともに骨を持ち帰ることにしました。
ウエイターさんに「持ち帰りたい」と告げると、無料でしっかりとした箱と袋に包んでくれ、すぐに渡してくれます。
持ち帰った骨からダシを取る
持ち帰ったTボーンは上の画像です。意外と骨の周りに肉が付いているので、肉を切り出したりせず、そのまま煮込んでいきます。
骨スープのために用意したのは以下の材料です。
- Tボーン 1本
- ショウガ 2片
- にんにく 2片
- ネギの青い部分 1本分
- 水 800mlくらい
骨と一緒に、水とショウガ、にんにくをスライスしたものを煮込みます。圧力鍋がないので、使用したのは家にあったふつうの深鍋(幅28㎝くらい)です。
ショウガとにんにくはチューブでもよいと思いますが、肉の臭みを取るために、生の薬味を使ったほうが香りが高いと思い、買い揃えました。
ネギは青い部分だけを大きめに切って、一緒に煮込みます。
牛骨スープの作り方で、参考にしたのは以下の2サイトです。
Aromatherapy Eluahawaii +++ アロマセラピーとアメリカ移住ライフ +++
はじめは中火で。沸騰したら灰汁(アク)や脂を取りつつ、弱火でコトコト煮込みます。
骨にこびり付いた肉がホロホロになるまで煮込んだので、約80分煮込みました。煮込み中の写真が以下です。
煮汁をザルを使ってボウルにあけると、牛スープの完成です。骨に付いた肉がはがれやすくなっているので、ナイフなどを使い、このタイミングで骨から外しておきます。
牛スープからカレーを作る
続いて、この牛スープからカレーを作ります。使用した材料は以下です。
- 玉ねぎ 薄くスライス
- 人参 いちょう切り
- ジャガイモ 食べやすいサイズ
- カレールウ(5皿分)
お肉は骨から取り出したものがあるので、他にお肉を入れませんでした。
また、スープ感を残したかったので、あまり水は加えませんでした。
まず具材を油で炒め、油がなじんだら牛スープを加えます。
香り付けに使用したショウガとニンニク、ネギは捨ててしまいました。
途中、アクや脂はなるべく小まめに取るようにしました。
最後にカレールウを加え、10分ほど弱火で煮込んだら出来上がりです。ルウはバーモントカレーの中辛を使用しました。
最後に味見をして、牛骨ダシのカレーのできあがりです。Tボーンの煮込み時間も含めると全部で2時間近くかかりましたが、高級なお肉の風味がしっかり出て、家族からも好評でした。
煮込み中に脂をすくうようにしていましたが、それでもけっこう脂感が残りました。なるべく早く食べたかったので今回はサボってしまったのですが、時間がある方は、漉し器やザルを使ってよく漉すことをお勧めします。
まとめ
いかがでしたか?今回は「ピータールーガーのTボーンステーキで牛骨カレーを作る」をお伝えしました
スープとカレー、計2時間ほど煮込むことで、今回はガス代がかなり嵩んでしまったと思います。圧力鍋があったら、時短になると思いました。
ピータールーガーは格調高く、なかなか気軽に行ける店ではありませんが、もし機会があれば、骨の持ち帰りも試してみてはいかがでしょうか。
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それでは^^
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