「IIJmio えらべるSIMカード」って知っていますか?
【IIJmio(アイアイジェイミオ)】は、ギガプランの登場で人気となっている格安SIMです。
家電量販店やAmazonなどの大手通販サイトでは「エントリーパッケージ」という名前でも売られています。
通常、IIJmioのSIMカード発行には手数料3,300円(税込)がかかります。
それがこの「IIJmio えらべるSIMカード」を事前に購入することで、手数料が無料になるという、一見すると優れモノ。
IIJmioを2年以上使用している筆者が、「IIJmio えらべるSIMカード」の仕組みと、実際のところメリットがあるのかについて解説します。
IIJmio えらべるSIMのメリット
筆者が考える、IIJmio えらべるSIMのメリットは、次の2点です。
【メリット】SIM契約時の初期費用が安くなる
IIJmioの通常の初期費用は、以下の通りです(端末を購入する場合は、別途購入費用がかかります)。
契約事務手数料3,300円+SIM発行手数料(タイプDなら433.4円、タイプAなら446.6円)
IIJmio えらべるSIMを購入した場合、この契約事務手数料3300円がかからなくなります。
IIJmio えらべるSIMの価格は、購入するサイトにもよりますが、相場価格は350~500円程度。
これを買うことで3300円が無料になることは、大きなメリットと言えます。
▼例えばこういうものです
【メリット】契約なしでもプリペイドが試せる
IIJmio えらべるSIMには、5種類のプランがあります。
これらは、購入後に自分の使い方に合ったサービスやプランを選択することができます。
エントリーパッケージを購入後、データ通信のみのプリペイドプランを選択することも可能です。
この「プリペイドSIM(お試し版)」なら、追加料金なしで、契約手続きも不要。
エントリーパッケージの料金だけで、500MBのデータ通信をお試しで利用できます。
電話機能、SMS(ショートメッセージ)機能はありませんが、iPadなどに使用すれば、Wi-Fiスポット以外でもデータ通信が可能となります。
ただし、この「プリペイドSIM(お試し版)」は、「IIJmioプリペイドパック」と違い、データ量を使い切った後に月額プランにアップデートすることはできません。
なお、プリペイドSIMは、タイプD(ドコモ回線)のみ対応しています。
IIJmio えらべるSIM 使用の流れ
まずは、Amazonや家電量販店などの取扱い店で、「IIJmio えらべるSIM」を購入。
「IIJmioえらべるSIM」にはエントリーコードが記載されています。
専用Webサイトからエントリーコードを入力すると、本来の契約事務手数料3300円が無料になります。
以下5つのプランから選択できます。
- 「音声通話機能付き(みおふぉん)」
- 「SMS機能付き」
- 「データ通信専用」
- 「eSIM」
- 「プリペイド」(お試し版)
後日、指定の配送先に、SIMカードが届きます。
先に低額のお金を払うことで、手数料が無料になるのはなんだか不思議な気がしますね。
でも、お得なものを使わない手はありません。
ちなみに、 IIJmio以外の格安SIM各社でも、「SIMスターターキット」などの名称で、同様に手数料が無料になるパッケージを販売しています。
その多くは、Amazonなどのサイトでは大人気になっています。
2021年は、MNO(大手キャリア)もMNVO(格安SIM)も、スマホの価格競争が熾烈になってきています。
「ケータイ代を少しでも安く抑えたい」という人が増えることで、今後も品薄の状態は続くと思われます。
▼Y!mobile(ワイモバイル)の場合だとこんな商品です
IIJmio えらべるSIMのデメリット
今まで「IIJmio えらべるSIM」のメリットを紹介してきました。
一方で、デメリットも3点あります。
【デメリット】審査に落ちた場合、購入費用がムダ
IIJmioに限らず、SIM契約には審査があります。
IIJの審査は比較的緩いと言われていますが、過去にケータイ料金を滞納していたり、短期間に解約を繰り返していたりすると、ブラックリスト入りしているかもしれません。
普通の人なら大丈夫だと思いますが、万が一、審査に落ちた場合、購入したパッケージ代をムダにしてしまう可能性もあります。
Twitterでも、IIJの審査に関する投稿がありました。
【デメリット】利用開始までに期日がかかる
Amazonで売られているダウンロード版なら問題ありませんが、パッケージ版をWebで購入する場合、普通に申し込むより期日がかかってしまいます。
「IIJmio えらべるSIM」には、SIMカードが入っていないためです。
パッケージの配送に数日かかり、その後プランを選んで申し込んで、やっとSIMカードが届くことになります。
現在、大手キャリアの高額な通信料を支払っているなら、1日でも早く乗り換えたほうがお得になることもあります。
キャンペーンが利用できない
例えば、2021年4月5日現在、IIJmioでは「スマホ大幅値下げ&初期費用1円キャンペーン」を実施しています(〜2021年5月31日まで)。
こちらは新規申し込みで初期費用(3300円)が1円になり、さらにMNPならスマホが110円から購入できるキャンペーンなのですが、パッケージを購入した人は対象外と明記されています。
このキャンペーンは2021年5月31日に終了しますが、もしかしたらあなたが乗り換える時期には、もっとお得なキャンペーンが始まっているかもしれません。
事前にパッケージを購入してしまうと、逆にそのパッケージ代がムダになってしまう可能性もあります。
まとめ|初期費用を抑えられるが、リスクもあり
いかがでしたか?
今回は「スマホの契約事務手数料がゼロになる?IIJmio えらべるSIMカードを解説」をお伝えしました。
一見お得な商品ですが、リスクもあることを理解して検討してみるのが良いと思います。
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