「超一流の雑談力」(安田正著)1作目と2作目を一気読みしました。
本シリーズは、累計72万部を突破したビジネス書ジャンルでベストセラー。
雑談が苦手と感じる営業マンや新入社員向けに書かれた本です。
今回の記事では、シリーズ2冊をそれぞれレビューします。
超一流の雑談力
レビュー
「雑談には、人生を変える力がある」
著者は、自身が代表を務めるコンサルティング会社や、早稲田大学理工学術院で非常勤講師を務める安田正氏。
書いてあるテクニックのうち、参考になりそうだったものはこんな感じ。
- オチのある鉄板な話題を作っておき、それを3回話してものにする
- 違うジャンルで、興味深い話を常時5~6個持っておく。適宜入れ替える
- 相槌のさしすせそ=さすがですね、知らなかったです、素敵ですね、センスがいいですね、それはすごいですね
- 「何か特別なことをされているんですか?」と、相手のこだわりをくすぐる
- 相手の話を要約し、例え話として返す
- 電話では「あなたのことが気になって」という言葉を添える
- 一見怖い人に対しては、「結論から先に述べる」「プライドをくすぐる」
- 普段、何気なく声がけしてみる
具体的なエピソードも盛り込まれ、参考になるテクニックもいくつかありました。
少し心理学的な要素も入っていて、実際に効果もあるものと思われます。
ただ、失礼ながら著者はだいぶ年配と思われ、ちょっと若者が使うには難しいトピックもありました。
知識として備えておくには悪くないと思います。
オススメ。
超一流の雑談力「超・実践編」
レビュー
「雑談のない人生なんて、ありえない」
上記「超一流の雑談力」の続編にあたる書籍。
前作のおさらい付きで、「実践的な内容を盛り込んでパワーアップ!」との触れ込みだったので読んでみました。
でも内容は重箱の隅をつつくようなもので、あまり実践的とは感じられませんでした。
ページを繰るほど「ふーん、で?」と思うような内容ばかり。
「方言で話したほうが親しみがわく」とか「本心かそうでないかを見極めろ」とか、どこかで聞いたことあることばかりで、”気づき”になるようなものはほとんどありません。
それよりは、前作の内容を読み込むほうがためになるかもしれない。
そんな中でも、マーカーをつけてチェックしたページは以下のような感じ。
- 相手がうなずくまで、自分がうなずく→相手が複数人の場合は両端から連鎖させる
- 「ちょい足し」で盛るときは、自分の感想部分を盛る
- 「暑いですか?」ではなく、暑いことが明らかなら、「暑かったですね」と共感し、「部屋の温度を下げますか?」と提案する
まとめ
いかがでしたか?
今回は「【書評レビュー】「超一流の雑談力」シリーズを一気読み!」をお伝えしました。
もし興味を持たれたら試してみてください。
これからも書評レビューを定期的にしていきます。
それでは^^
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