あなたは、Matcher(マッチャー)というアプリを知っていますか?
就活中の大学生が、所属大学の先輩や自身が志望する業種の先輩を探すことができるサービスです。
まるでOB・OG訪問のようなアプリ。
周りに相談できる先輩がいない就活生にとっては、とても助かるサービスだと思います。
今回は、OB・OG側から見た、Matcherの概要と見落としがちな使い方を紹介します。
▼Matcher公式サイトはこちら
OB・OG側から見たMatcherのメリット
筆者は、Matcherに社会人(OB側)として登録しています。
忙しくて断ってしまった方もいましたが、これまでに8人の学生の方から、アドバイスを依頼されました。相談者は皆、マスコミ業界や広告関係への就職を希望する大学生でした。
Matcherは、国内最大級の就活マッチングアプリです。
「リリースから4年で300,000マッチング」をアピールポイントとしています。
OB・OG側は、実績を積んでもお金をもらえるわけでもなく、一見してあまりメリットがなさそうです。
そのような中、筆者がメリットと思っているのは、以下の3点です。
交換条件が設定できる
Matcherでは、相談に乗ったりES(エントリーシート)添削をしたりする代わりに、画像のように何か1つ交換条件をお願いすることができます。
これはフリーコメント方式で、自由に設定することができる仕組みです。
当然ですが、お金を要求したり、イヤらしいことなどはお願いすることはできません。
1. 登録ユーザーは、本サービスの利用にあたり、以下の各号のいずれかに該当する行為をしてはなりません。
利用規約(一部抜粋)
(1) 当社、又は本サービスの他の利用者その他の第三者の知的財産権、肖像権、プライバシーの権利、名誉、その他の権利又は利益を侵害する行為(かかる侵害を直接又は間接に惹起する行為を含みます。)
(2) 他のユーザーに関する個人情報等を収集または蓄積する行為
(3) 犯罪行為に関連する行為又は公序良俗に反する行為
(4) 猥褻な情報又は青少年に有害な情報を送信する行為
(5) 夜9時以降の待ち合わせ、面談時の飲酒、カラオケルーム・自宅等の個室で相談に乗る行為
筆者は「今まで出会ったステキな先輩像を教えて!」としています。
最近、自分自身に後輩ができたことで、後輩は何を考えているのか、先輩に何を求めているのか、時に悩むこともあります。
そこで、「どんな先輩をステキと思うか」ということを聞くようにしています。
このように「普段聞きたいけどなかなか聞く相手がいないこと」などを条件に設定してみてはいかがでしょうか。
とてもありがたがられる
就活生としては、無料でOBから志望先の会社に関する情報を聞けたり、ESの添削を受けられたりすることで、皆とても喜んでくれます。
自分にとっては過去の就活時の状況について話をするだけで、とても興味深く聞いてくれます。
就活生は面接や入社後のことについて未知のことが多く、不安でいっぱいです。
「これで役に立っているのかな」と思うくらいの些細なことでも、貴重なことなのです。
そのため、提供する難易度は低い割に、とてもありがたがられて恐縮してしまうくらいです。
とてもやりがいを感じられます。
自身のキャリアを深く考える機会になる
自身の「これまで/これからのキャリア」を考えるきっかけにもなります。
- 「なぜ今の会社を選んだか」
- 「転職を思い立った理由は何か」
- 「業務のどこにやりがいを感じているか」
就活生からは、このような質問をよくされます。
普段の仕事では、これらのことは見失ってしまいがちです。
でもいざ質問をされると、回答を考えることで自分自身に向き合う機会を得られています。
僕はこれまでに3人の学生と面談して話をしましたが(Web会議を含む)、皆それぞれ向上心があり、努力家でした。
そんな姿に接し、筆者自身もこれで良いのか?と自問する日々です。さまざまな気づきを得られる機会になっています。
見落としがちな使い方
ここからは、筆者がMatcherを使う中で操作に若干戸惑ったことと、その操作方法を解説します。
応援コメントはどうやって送る?
応援コメントは、就活生との対応がひと通り終わった時点で行います。
簡単そうで意外と操作が複雑なので、順を追って以下に説明します。
①「メッセージ」で、応援コメントを送りたい就活生の名前を左へスワイプ。「応援コメント」をタップ
②「応援コメント」と、「どんな学生だったか」(任意)を入力し、送信
③就活生のプロフィール欄に、応援コメントが表示される
マッチ後はどんなやりとりをする?
やりとりの内容は、就活生の希望によってさまざまに異なります。最近だとZOOMなどのWeb会議で面談することも多いでしょう。
また、地方在住の就活生も、そのような形式を希望することが多いと思います。
あらかじめ学生に相談内容を送ってもらって、それを面談等で回答していくこともあれば、ESを見せてもらってこちらから質問することもあります。
そこは学生がやりたい方法に合わせてあげる感じです。柔軟な対応ができると、好まれると思います。
どういう場所で会う?
筆者がリアルでお会いしたのはこれまでに2人です。
それぞれ東京駅と新宿駅の周辺でしたが、どちらも場所は「スターバックス」でした。
席の間隔がそれなりに空いていて、落ち着いた照明の店内だと、面談に利用しやすいです。立地も比較的わかりやすい場所にあることが多いので、待ち合わせもスムーズだと思います。
なお、居酒屋や個人宅などでの面談は禁止されているようです。
面談は、カフェや会社のロビーなどであれば警戒されることはないでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、「【ES添削】就活生向けマッチングアプリ「Matcer」の使い方|OB・OG側からのメリット」について説明しました。
さまざまな学生に会えるのは、刺激が得られて楽しいものです。
皆さんもぜひ登録を検討してみてはいかがでしょうか。
それでは^^
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