日本通信SIM「合理的みんなのプラン」は、月額基本料1390円(税込)で利用できるスマホの料金プランです。無料通話が月70分(または5分かけ放題)も利用でき、かなりコスパの良いプランだと思います。
筆者は今回、IIJmio「ギガプラン」から日本通信SIM「合理的みんなのプラン」にMNP転入しました。その際、Amazonで「スターターパック」を購入して初期費用を安く抑えたので、その利用手順も紹介します。
この記事では、以下の条件での手順を紹介しています。お使いの状況が異なる場合、手順が一部異なる場合があります。
- IIJmio「ギガプラン」から日本通信SIM「合理的みんなのプラン」へMNP
- 物理SIMを利用
- スターターパックを利用
スターターパックを使って日本通信SIMへMNP転入する手順
早速本題の、スターターパックを使って日本通信SIMへMNP転入する手順を解説します。
大まかな流れは以下の3ステップです。
- 利用開始日を決める
- 必要なものを揃える
- 利用開始日の10日前に手続きする
以下、順に解説します。
利用開始日を決める
まずは、日本通信SIMに切り替える日(利用開始する日)を決めます。
日本通信SIMの料金計算方法は少し特殊で、料金日割りという概念がありません。
利用開始日から料金月がスタートし、翌月の起算日の前日までに対して計算されます。例えば、1月15日に利用開始した場合、1月末日が請求締め日になるのではなく、2月14日が締め日となります(ただし、オプション利用料等は月末締め)。
月額料金の日割りはありますか?
日本通信SIM よくあるご質問:https://www.nihontsushin.com/support/faq.html
月額料金の日割りはありません。
弊社サービスの場合、料金月については暦月(1日から始まる)ではなく、お客様のサービス利用開始日が料金月の初めの日になります。したがって、日割りの必要がありません。
例:20日がサービス利用開始日の場合、20日から翌月19日までが料金月のサイクルとなります。
詳しくは各プラン詳細ページの「毎月の課金日」、「ご請求内容とタイミング」もあわせてご覧ください。
※留守番電話などの音声オプション月額料は、日割り計算をしてご請求いたします。
一方で、IIJmioの「ギガプラン」を解約する月の料金は「暦月の末日」まで発生します。
ギガプラン・mioモバイルのサービスは最低利用期間(課金開始日を含む月の末日)までは解約することができません。
ギガプラン・mioモバイルの解約方法を教えてください。:https://help.iijmio.jp/answer/604768764e572f00114e676f
最低利用期間内に解約手続きを行った場合、解約日は月の末日のため、解約の予約が入った状態となります。SIMは解約日までご利用可能ですが、ご利用料金についても満額を請求いたします。
これらのことから、IIJmioから日本通信SIMへMNP転入する場合には、料金が二重にかかる期間を少なくすることが重要です。
MNP転入の手続きをした場合、IIJmioは自動的に解約となり、それと同時に日本通信SIMの料金が発生します。ただし、その場合でもIIJmioの料金は解約月の末日までかかってしまうことなります。
例えば、もし「3月1日」が利用開始日となった場合、IIJmioの料金・日本通信SIMの料金がいずれも3月分丸々かかることになり、損が大きくなります。よって、「暦月の末日(ないし数日前)までに利用開始」をめざすことが無駄がなくてよいと考えます。
必要なものを揃える
日本通信SIMのMNP転入に最低限必要なものは、以下の4点です。
日本通信SIMでは「MNPワンストップ方式」に対応していますが、IIJmioのほうが対応していないため、MNP予約番号の取得は必須です(2023年12月現在)。
- MNP予約番号
- 本人確認書類(マイナンバーカード、免許証など)
- 本人名義のクレジットカード
- メールアドレス
単にMNP転入するだけなら準備物は以上なのですが、今回は日本通信SIMの「スターターパック」を事前に購入しておきます。私はAmazonで2,850円で購入しました。
本来、日本通信SIMの初期手数料は3,300円です。スターターパックがあると、契約時にこの初期費用が不要となるため少しだけ割安になります。
そのため、前もって購入しておくことをお勧めします。また、スターターパックには有効期限があります。Amazonで購入した場合、5カ月以上の有効期限が残った状態で届きました。
なお、本スターターパックはメルカリやYahoo!オークションでも出品されていますが、有効期限が切れていると無価値になるため、信頼できるショップで購入することをお勧めします。
利用開始日の10日前に手続きする
IIJmio「ギガプラン」の場合、マイページからMNP予約番号の発行ができます。日本通信SIMで物理SIMを利用したい場合は、利用開始したい日の10日前を目安にMNP予約番号の発行申込みをすることをお勧めします。「10日前」である理由は後述します。
予約番号の発行完了までは、最短で1日(翌日23時以降)〜最大4日程度かかります。
MNP予約番号が発行できたら、メールで通知が来ます。私の場合、申し込みから1日(約30時間)後に発行完了しました。
日本通信SIM スターターパックを利用してMNP転入する手順
ここからは、スターターパックを利用して日本通信SIMにMNP転入する手順を、スクリーンショット付きで詳しく解説します。
まず、スターターパックを開封します。中には手順の解説と、二次元コードが書かれた紙が入っています。
封入されている紙に書かれているURLは以下です。
ちなみに、上のURLをブラウザに直接入力すれば、スマホでなくPCからも申込み可能です。
お申込みページにアクセスしたら、まず希望の料金プランを選択します。私は「合理的みんなのプラン」(10GB・1,390円)を選択しました。
次に、SIMタイプを選択します。私の場合はカードタイプのSIMを選択しました。
その後も、画面に従って選択肢を選んでいきます。
IIJmioからMNP転入の場合、「従来のMNP(ツーストップ方式)」を選択します。
また、「事前にスターターパックを購入しましたか?」の選択肢では「購入した」を選ばないと、初期手数料が余分にかかってしまいます。間違えないように気を付けてください。
デフォルトの状態では、70分無料通話が付いています。開通日から「5分かけ放題」に変更したい場合は、この時点で選択します。
また、はじめて日本通信SIMを利用する場合、「IDを新規登録する」を選択します。
注意事項や利用規定に同意したら、以下の画面で「次へ」ボタンをクリックします。
ID新規登録の場合は、「日本通信ID登録」の画面に遷移します。登録希望のメールアドレスと、任意のパスワードを設定します。
次に、スターターパックに記載されている16桁の申込コードを入力します。コードを誤入力するとエラーになるため、よく確認しながら入力しましょう。
続いて、本人確認情報の入力と本人確認書類のアップロードを行います。本人確認書類は、マイナンバーカード(表面)や運転免許証などが利用できます。それ以外に利用できる本人確認書類など、詳細は次のリンクからご参照ください。
なお、「日本通信アプリ」をインストールすれば、マイナンバーカード読取りでもこの手続きを行えるみたいです。今回はPCから申し込んだので、普通に手入力しました。
最後に、料金支払いに使用するクレジットカード情報の入力です。クレジットカードは本人名義のもののみ利用できます。また、デビットカードは利用できません。
最後の確認画面で「申し込む」ボタンを押したら申込完了です。「カスタマーメール」のチェックボックスは、どちらでも構いません。年に数回程度送られてくるだけのようなので、私の場合は「希望する」にチェックを入れました。
申し込みから2日後にSIMカードの発送連絡がありました。申込みには審査があるため、この発送日は場合により前後する可能性があります。私の場合は、発送翌日の11月25日に届きました。
SIMカードが届いたら、いつでも開通手続きを行えます。開通をした日(切り替えを完了した日)が利用開始日になるため、この時点で開通タイミングを少し調整することができます。
万が一、切換えに失敗してリカバーする猶予を持たせるため、私の場合、11月27日の16時頃に切換え手続きを行い、当日17時頃に切り替え完了しました。
11月27日~30日分の3日分の料金については重複して発生していることになりますが、3日分であれば許容範囲と考えました。
iPhone SE(第2世代)の切換え手順としては、SIMカードをnanoSIMサイズに切り取り、SIMカードスロットに差し込み→マイページにログイン後「SIMを開通する」ボタンを押すことで開通できます。
切換えに要する時間は、日本通信SIMの場合以下のように定められています。
■MNP回線切替えが完了するまでのお時間
お申込みの時間帯により、下記のとおり行います。
00:00-10:00までにお申込み:当日11:00頃までに完了
10:00-20:00までにお申込み:お申込みから1時間以内に完了
20:00-24:00までにお申込み:翌日11:00頃までに完了
MNP転入する場合の注意点2つ
最後に、IIJmio「ギガプラン」から日本通信SIM「合理的みんなのプラン」にMNP転入するときの注意点を2点紹介します。
MNP予約番号に7日間の有効期限が必要
IIJmioでは、MNPワンストップ方式に対応していません(2023年12月時点)。
そのため、一度IIJmioのほうでMNP予約番号を発行する必要があります。MNP予約番号には発行日を含めて15日間の有効期限があり、SIMカードでのお申し込みの場合は7日間以上の有効期間が残っている必要があります。
前述の通り、IIJmioのMNP予約番号の発行には1日~最大4日程度かかります。通常は1日で発行されるはずですが、2、3日の余裕は見ておいたほうがよいでしょう。
そのため、無駄なく切り替えるためには切換えたい日の「10日前」にはMNP予約番号の申請をすることをお勧めしています。
スターターパックに記載の二次元コードはリンク切れ
スターターパックに記載されている二次元コードを読み取ると、本来なら申込ページに飛べるはずなのですが、なぜかリンク切れになっています。そのため、強制的に日本通信SIMのトップページにリダイレクトされてしまいます。
幸い、併記されているURL<https://www.nihontsushin.com/stp/>は正しいものなので、ブラウザに直接打ち込んでアクセスすることをお勧めします。
まとめ
いかがでしたか?今回は「スターターパックで日本通信SIM「合理的みんなのプラン」へMNP転入する手順」をお伝えしました。
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それでは^^
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