あなたは、政府の「Go To Eat キャンペーン(以下、Go To イート)」について理解できていますか?
最近報道でよく取り上げられていますが、実施時期や条件が分かりづらく、複雑に感じますよね。
実は、2020年9月15日に、Go To イート事業の公式サイトがオープンしています。
まだこのサイトを紹介している記事は少ないです。
筆者は、このGo To イート公式サイトや農林水産省HPの掲載資料を読み込みました。
今回は、「話題のGo To イートをよく知りたい!」という人のため、公式サイトや農林水産省HPの資料からわかったことを、解説します。
東京都の参加条件まとめ
東京都の飲食店の利用でGo To イートの恩恵が受けられる条件をまとめると、以下のようになります(当サイト調べ)。
- 消費者が利用できるのは、2020年10月中旬~と予想。
- オンライン飲食予約事業については、もう少し早く開始になるかも。
- 対象は東京都の「感染防止徹底宣言ステッカー」の発行を受け、感染症対策に取り組む店舗のみ。
感染防止徹底宣言ステッカーとは、最近街中でよく見かけるようになった、虹色のステッカーのことです。
それぞれの条件を想定した根拠については、次の項目から詳しく説明します。
Go To イート公式サイトがオープン
2020年9月15日に、Go To イート公式サイトがオープンしました。
▼公式サイトはこちら
公式サイトには、「オンライン飲食予約」事業の対象となる13事業者の一覧と、それぞれのサイトが飲食店に課す手数料の一覧が載っています。
各社の手数料には、若干のバラつきがあることが分かります。
通常、こういった資料が消費者向けに公表されることは少ないので、各社の裏側を知ることができて興味深いです。
予約事業者の中には、この事業のため飲食店の手数料を無料にしているサービスもあります。
消費者側からすると、どんなサイトを使って予約すれば対象になるのかチェックできます。
また、複数の対象サイトに登録があるお店の場合、なるべく手数料の安いサイトから申し込んであげると飲食店の応援になります。一度、事前にチェックしておくと良いでしょう。
東京都の開始時期は?
2020年9月18日現在の、農林水産省による公式アナウンスは、下記の通りです。
食事券の販売、オンライン飲食予約によるポイント付与についてはまだ開始されておりません。
出展:農林水産省HP
食事券については準備が整った地域から順次販売される予定であり、ポイント付与については10月1日以降を予定しています。
実施時期に関する公式アナウンスは上記の通りなので、現状として時期は「10月1日以降の本格実施」としかわかりません。
Go To イートには2つの事業がある
Go To イートには大きく分けて、(1)食事券発行事業と(2)オンライン飲食予約事業とがあります。
簡単に下表にまとめてみました。
(1)食事券発行事業 | (2)オンライン飲食予約事業 | |
---|---|---|
開始時期 | 準備ができた自治体から。 早い自治体では9月下旬から開始予定。 |
10月1日以降に開始 |
有効期限 | ◾️販売期限 2021年1月末まで |
◾️ポイント付与期限 2021年1月末まで |
◾️使用有効期限 2021年3月末まで |
◾️ポイント利用期限 2021年3月末まで |
食事券発行事業では、25%のプレミアム食事券が購入できます。
オンライン飲食予約事業では、ランチで500円分、ディナーで1000円分の、次回使えるポイント還元が受けられます。
それぞれの事業の詳細は、下図イメージをご覧ください。
食事券発行事業の場合
食事券発行事業について見てみます。
同じく農林水産省HPで公表されている「各地域の状況」(2020年9月18日現在)を見ると、現在、表の「都道府県名」に記載のある33府県35件が採択されています。
ただし、実施事業者名まで公表されているのは、栃木県、千葉県をはじめとする14府県15団体にまだ止まっています。
(※)ただしこちらのページに「採択候補者」としての掲載はあります。
東京を含む、残る14の都都道県については、まだ実施事業者も決まっていません。
いずれは全国47都道府県で実施予定とされています。
早い地域では9月下旬から飲食券の販売が開始されるとの報道もありましたが、これらの背景を考えると、東京都は10月中旬頃の販売開始になるのではないでしょうか。
オンライン飲食予約事業の場合
オンライン飲食予約事業は、現状どの都道府県でも「10月1日以降の開始」とされています。
全国一斉に始まるのか、地域ごとに段階的に始まるのかは明示されていません。
対象となるオンライン飲食予約サイトは、すでに13事業者が採択されています。
事業者がすでに決まっていることから、東京都では「オンライン予約事業」のほうが先行してスタートすると想定されます。
ここで、対象となるオンライン飲食予約サイトの一部を紹介します。
一休.comは、上質な体験を提供する厳選されたレストランに特化された予約サービスです
Rettyは、月間利用者数4,800万人(2019年5月時点)。実名ユーザーによるオススメの口コミが集まるグルメサイト。実名口コミを取り扱うグルメサービスとしては業界No.1のサイトです
東京都の参加店舗の条件
(1)食事券発行事業および(2)オンライン飲食予約事業の双方とも、まだ参加飲食店の募集も始まっていません。
そのためまだ対象店舗は分かりません。
ただし、その条件の一部は見えつつあります。
公式サイトにある資料「GoToEatに参加する飲食店が守るべき感染症対策」では、全国一律で守るべき条件として
- 「消毒液の設置」
- 「徹底した換気」
- 「間隔を空けた席配置」
などが定められています。
さらに、「東京都」独自の条件としては以下のように定められています。
・東京都の「感染防止徹底宣言ステッカー」の発行を受け、店頭に掲示すること。
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/gaisyoku/attach/pdf/hoseigoto-47.pdf
(・店舗型東京版新型コロナ見守りサービスの加入を推奨。)
街中でよく見かけるようになったあの虹色のステッカーのことです。
東京都の店舗は、「感染防止徹底宣言ステッカー」を入手し、しかも掲示していないと、GoToイートキャンペーンにも参加できないようです。
これは食事券事業、オンライン予約事業の双方に適用される条件です。
まとめ
今回は、「【公式HP考察】Go To イート、東京はいつから?公開情報まとめ」をお伝えしました。
気になるGo To イートの基本情報については、次回の記事でも詳しく解説したいと思います。
それでは^^
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