当サイトはアフィリエイト広告による収益を得ています

あなたの定期預金、「単利」かも?より有利な「複利」の金融商品を解説

単利,複利,金融商品,投資 投資・美容

金融商品の利息は、金利と元本などにより計算しますが、金利には「単利」と「複利」があり、「複利」は運用期間が長くなるほど「単利」よりリターンが大きくなるのが特徴です。

本記事では「単利」と「複利」の違いと、「複利」の金融商品にどんなものがあるかを紹介します。

単利と複利の違い

金利とは、投資金額に対して支払われる年間利息の割合をいいます。

金利には、大きく「単利」と「複利」という2種類の計算方法があります。ここではそれぞれの違いについて解説します。

単利とは

単利,複利,金融商品,投資

単利とは最初に預けた元本に対して利息がつくことです。よって、単利の計算式は次のとおりです。

・単利の場合に毎年つく利息=元本×金利

単利の場合、金利計算の基準が当初の元本から変わらないため、運用効率は良くありません。一方で、定期的に利息を受け取れるというメリットがあります。

単利の主な金融商品には、国債や社債、預入期間3年未満の定期預金、普通預金、毎月分配型の投資信託などがあります。

複利とは

単利,複利,金融商品,投資

複利とは、運用で得た利息を元本に加算して、それを次の期の元本として利息を計算することです。

複利の場合、利息に対しても利息が発生するため、金利が同じ単利の商品と比べると、運用効率が良くなります。また、運用期間が長くなるほど利息の額が大きくなるのが特長です。

複利の計算式は次の通りです。

・複利の場合に毎年つく利息=(元本+前年利息)×金利

複利の主な金融商品には、預入期間3年以上の定期預金、MMF(公社債投資信託)、分配金再投資型の投資信託などがあります。

これらの商品の概要や特徴は後述します。

単利と複利の違い

クエスチョン

単利の場合と複利の場合で、運用結果がどのくらい異なるのか具体例を説明します。

利息の計算を分かりやすくするため、条件は金利5%、元本100万円、運用期間5年の場合を想定します。税金は考慮していません。

単利の場合

単利の場合は、以下のように毎年、1年間の利息(定額5万円)が元本に加算されていきます。

1年目:元本100万円+利息5万円=105万円
2年目:元本100万円+利息(5万円+5万円)=110万円
3年目:元本100万円+利息(5万円+5万円+5万円)
   =115万円
4年目:元本100万円+利息(5万円+5万円+5万円+5万円)
   =120万円
5年目:元本100万円+利息(5万円+5万円+5万円+5万円+5万円)
   =125万円

複利の場合

複利の場合は、以下のように5年目には約2万8千円、単利よりも運用結果が良くなります。

1年目:元本100万円+利息利5万円=105万円
2年目:1050000円×1.05=1102500円
3年目:1102500円×1.05=1157625円
4年目:1157625円×1.05≒1215506円
5年目:1215506円×1.05≒1276281円

複利の金融商品を紹介

単利,複利,金融商品,投資

複利には多くの金融商品がありますが、ここでは前述した3つの金融商品について、それぞれの概要や特徴などをご紹介します。

預入期間3年以上の定期預金

定期預金とは、はじめに預入期間を定めて利用する預金のことです。ゆうちょ銀行では、「定期貯金」という名称が使われます。

定期預金は預金保険制度の適用対象となるので、万が一金融機関が破綻した場合でも「元本1000万円までとその利息等」が保護されます。

定期預金の満期期間は、1ヶ月から10年程度の間で設定されているのが一般的です。

預入時に好きな期間を選択できますが、複利型があるのは3年以上の定期預金のみです。なお、3年以上の定期預金でも、金融機関によっては単利型を選択できる場合もあるため預入時によく確認しましょう。

MMF(公社債投資信託)

MMFはマネー・マネジメント・ファンドの略です。

投資の対象が国債などの公社債や譲渡性預金(CD)、コマーシャルペーパーなどの短期金融資産で、株式を一切組み込まない「公社債投資信託」の1つです。

株式投資信託と比べると元本の安定性を重視した商品といえますが、その分リターンが小さくなるのが特徴です。また、運用成果は実績に応じて変わるため、元本保証がないことに注意が必要です。

分配金再投資型の投資信託

投資信託の運用利益を投資家に分配する「分配金」には、その支払方法によって主に「受取型」と「再投資型」の2種類があります。

分配金が出るたびに受け取れる受取型は、生活費などに充てたい方に向いています。

一方で再投資型は、分配金を現金として受け取らず再度投資用の資金に充てるため、複利効果が期待できます。受取型または再投資型は、購入時に自分で選択できる場合がほとんどですが、どちらかに決まっている商品もあります。

まとめ

単利,複利,金融商品,投資

単利と複利では金利の計算が異なり、長期運用の場合は特に複利のほうが運用結果に大きな差が出ます。そのため、長期運用を検討する場合は特に、運用前に商品の特徴をよく理解することが重要です。

一口に複利といっても、商品によって運用期間や金利などが異なるため、ご自身のライフスタイルに合わせ、適切なものを選んでみてはいかがでしょうか。

このブログでは、人生をちょっとだけお得に送るための生活改善情報を発信しています。 よろしければブックマークやTwitterのフォローをお願いします。

それでは^^

出典:

金融広報中央委員会 お金を運用するにもローンを組むにも金利は重要です!
預金保険機構 私の預金は預金保険でいくら保護されるの?
野村証券 MMF|証券用語解説集
三井住友銀行 みらいのおかねガイド

この記事を書いた人
FPさいとう

節約やライフハックの記事を中心に執筆しています。FP技能士2級、日商簿記2級保有。行政書士試験合格。
投資やせどりなどの「資産を殖やす」分野での記事執筆が得意。趣味は旅行先でコーヒーを買うこと、読書、ワイン、Netflix、貯金。

\更新を見逃さないように、フォローをお願いします/
投資・美容
スポンサーリンク
\更新を見逃さないように、フォローをお願いします/

コメント

タイトルとURLをコピーしました