この記事は、すでにGoogle AdSenseアカウントをお持ちの方に向けて発信します。
現在WordPressブログを運用中の方は、WordPressにデフォルトで付いているサイト内検索機能を利用している人も多いのではないでしょうか。
でも、当然ですがGoogleの検索機能のほうが言葉のゆれ等を考慮して検索してくれるため、記事がヒットしやすいのです。
もし読者がサイト内検索をしたときに何もヒットしなかったら、「望む記事がない」と思い、離脱してしまう可能性が高くなります。
さらに、検索向けAdSenseをONにすることで、記事だけでなく検索結果にも広告が表示されるようになるため、これもAdSense広告として収入になります。
検索精度が上がり、収益も上げやすくなって一石二鳥というわけです。
今回は、そんな検索向けAdSense(カスタム検索エンジン)をWPブログに設置する手順を解説します。
検索向けAdSenseを設置する手順
Google AdSense上の操作
まず、Google AdSenseの管理ページにログインします。
左側メニューの「その他のサービス」-「検索向けAdSenseを始める」の順に選びます。
ここで、いったんログアウトして、再びログインします
すると、左側のメニューに「検索向け広告」が表示されています。
そちらをクリックし、「カスタム広告エンジン」-「新しいプログラム可能な検索エンジン」の順に進みます。
作成する「カスタム検索エンジン」の詳細を入力します。
◾️各項目とその入力内容
入力する内容 | |
---|---|
名前 | 名前は任意です。自分が区別しやすい名前をつけます。 |
検索の対象 | サイト内検索を行いたいので、「選択するサイトのみ」とします。 URLは、1行に1つずつ入力します。 「www」ありのサイトもお持ちの方は、そちらも記載してください。 |
サイトの言語 | 「日本語」を選びます。 |
検索結果 | 好みで構いませんが、「新いウインドウ」にしました。 もしサイト内に検索結果を表示したい場合は、固定ページを作ってそのURLを記載してください(「/●●」の相対パスでOK)。 |
「保存してコードを取得」をクリックすると、ブログ埋め込み用のコードが発行されます(画像では一部白抜きにしています)。
これを一式コピーしてください。
WordPress上の操作
WordPressの管理ページで、「外観」-「ウィジェット」の編集を行います。
「カスタムHTML」を選択し、「サイドバー」にウィジェットを追加してください。
「内容」には先ほどコピーしたコードを貼り付けます。
「タイトル」は何もつけないか、わかりやすいように「サイト内検索」としましょう。
これがウィジェットの上部に表示されます。
そのまま「保存」をすると、サイトにカスタム検索エンジンが反映されます。
このタイミングで、もともとあった検索ボックスは削除してしまいましょう。
そうすると、下図の通り無事表示されました。
カスタム検索エンジンの見た目を修正する方法
このまま作業完了としても構わないのですが、ちょっと周囲のイメージと馴染んでいない気がしますね。
見た目の修正は、以下の2通りの方法で行うことができます。
- カスタム検索の「スタイル」を編集する方法
- CSSを編集する方法
それぞれの方法を解説します。
カスタム検索の「スタイル」を編集する方法
上の2つでは、「カスタム検索の「スタイル」を編集する方法」のほうが簡単です。
先ほども使用したGoogleアドセンスの管理ページから、「スタイルを設定します」をクリック。
進んだ先にある「カスタマイズ」タブで、背景色や枠線の色などを変更できます。
変更後のイメージは、右側のプレビュー欄で確認しながら進められます。
CSSを編集する方法
CSSを直接編集することで、上の「スタイル」編集よりも、検索ボックスの形を自由に変更することができます。
CSSの編集は、ヤノコウさんのブログを参考にさせていただきました。
目的の外観に合わせたCSSのコードも載っているので、そちらをご覧ください。
なお、ロリポップ!サーバーをお使いの方で、CSS設定中に「403エラー」が出るという方は▼こちらの過去記事を参照してください。
ちなみにCSSは、WordPressの「外観」-「カスタマイズ」から入って「追加CSS」の部分に記入します。
で、▼こうなりました。
虫メガネマークが小さくなって、少しシンプルになりました。
でも、検索ボタンの青色がちょっと気に入らなかったので、結局、1番目の「スタイルを設定」も併用することにしました。
枠線の色を「#AAAAAA」背景色を「#DDDDDD」としました。
どちらもグレー調の色です。
それで、こんなにシンプルな検索窓になりました。
これで完了です。
お疲れ様でした。
【補足】カスタム検索エンジンに変更するデメリット
既定の検索ボックスからカスタム検索エンジンに変更することで、1点だけデメリットがあります。
Googleにインデックスされるまで検索結果に表示されないので、新しい記事がすぐに反映されないことがあります。
なるべく早く反映してほしいという場合には、Search Consoleの「インデックス登録リクエスト」機能を使ってみましょう。
また、すでに「カスタム検索エンジン」(AdSenseと紐づいていない単独の機能)を使っている場合には、既存のエンジンとAdsenseを紐づけることで、検索広告によって収益を得ることができます。
▼詳しくはこちらのGoogleのヘルプを参照
まとめ
いかがでしたか?
今回は「2020年9月最新【WPブログ】検索向けAdSense(カスタム検索エンジン)を設置する手順」をお伝えしました。
今後は、サイドバーに「人気記事ランキング」を作りたいと思っています。
そのときはまた手順をお伝えしますね。
それでは^^
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