Netflixシリーズ『今際の国のアリス シーズン2』が、世界90カ国でTOP10入りするなど、日本発のNetflix作品として大ヒットしています(出典:2022年12月28日付,Netflix)。
実はこの『今際の国のアリス』、タイトルからも連想できるように、ルイス・キャロル作のイギリス児童書『不思議の国のアリス』からインスピレーションを受けています。
インスピレーションと言っても、作品の内容はまったく関係ありません。ただ、各キャラクターの名前は明らかに元ネタがあります
シーズン1で登場した主要キャラの名前の由来については、以下の記事で紹介しました。
今回は、前記事の続きとして、『今際の国のアリス シーズン2』に登場する主要キャラの名前が、何を由来として付けられているのかを考察します。
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『不思議の国のアリス』にちなんだキャラの名前まとめ
『今際の国のアリス シーズン2』には、『不思議の国のアリス』を元にしたと思われるキャラ名がたくさん登場します。
ヘイヤ(恒松祐里)
塀谷朱音(ヘイヤ アカネ)は、何事にも関心を持たないほど冷徹な性格の女子高生。
ヘイヤの名前は、『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』の2作に登場する三月ウサギ(マーチ・ヘア)が由来と考えられます。
『不思議の国のアリス』で帽子屋とともにお茶会を開いていた三月ネズミは、続編『鏡の国のアリス』で「ヘイヤ」と名前を変えて再登場します。
『不思議の国のアリス』の三月ウサギは「気が狂っている」と評されますが、『今際の国のアリス』のヘイヤからは、それほど狂った感じは見受けられません。
ただ、ヘイヤが着用するスポーツ用義足は、まるでウサギの肢のような形状をしていて、共通点とも言えます。
ヤバ(毎熊克哉)
矢場旺希(ヤバ オウキ)は、タキシードを着こなす機関投資家。ハートのJが担当するGAME「どくぼう」で女性の「コトコ」(さとうほなみ)を支配下に置き、終始危なげなくGAMEに参加していました。
ヤバの由来は、『鏡の国のアリス』に登場するドラゴンのような怪物=ジャバウォックと考えられます。ジャバウォック(ジャバウォッキーとも呼称)は、『鏡の国のアリス』の物語には直接登場せず、「ジャバウォックの詩」の詩の中でのみ言及される生物です。
後述する「バンダ」とともに、ハートのJを拷問するヤバの凶暴さが共通しています。
バンダ(磯村勇斗)
盤田素那斗(バンダ スナト)は、過去に4人の女性を残忍な方法で殺害し、刑務所に収監されていた死刑囚。ハートのJが担当するGAME「どくぼう」で初登場しました。
バンダの由来は、『鏡の国のアリス』に登場する捕食者=バンダースナッチと考えられます。バンダースナッチも、『鏡の国のアリス』の物語には直接登場せず、「ジャバウォックの詩」「スナーク狩り」の二編の詩の中でのみ言及される生物です。
姿形がはっきり記述された部分はありませんが、詩の中では「燻(いぶ)り狂えるバンダースナッチに近寄るべからず」と表現され、獰猛な肉食獣のような生物であることが想像できます。
人を襲う凶暴性がある面が、バンダと共通していますね。
ちなみにバンダースナッチは、2010年のディズニー映画「アリス・イン・ワンダーランド」では、白い大きな犬のような風貌で描かれました。
ミラ(仲里依紗)
前記事で、ミラの名前は「ミラー」がモデルであると考察しましたが、シーズン2で新たに、ミラがハートのQ(女王)であることが明かされました。
「ハートの女王」は、『不思議の国のアリス』に登場するキャラクターで、気に入らないことがあるとすぐ「首をはねろ!」と激昂する性格です。
ミラはそこまで凶暴な性格ではありませんでしたが、クロッケーの試合にアリスを誘うことも、原作のハートの女王の言動と共通しています。
まとめ
いかがでしたか?今回は「今際の国のアリス シーズン2 キャラ名の由来を考察【一部ネタバレ】」をお伝えしました。
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